小学1年生から、コンパスと定規を使ってさまざまな線や図形を描く「作図」をすることで、算数問題の要所である「図形」のセンスを磨く!という、まったく新しいコンセプトのドリルです。
作図とは、円を描くためのコンパスと、直線を引くための定規を使ってさまざまな「幾何学模様」を描くことです。これは、「図形の性質」を知るためのもっとも良い方法なのです。作図に勝るものはありません。
しかし、最近の子どもたちは手先が大変不器用になっているといわれていて、事実、多くの子どもたちが定規を使って正確に直線を引くことも、コンパスできれいに円を描くことも上手ではありません。本書では、定規での線の引き方やコンパスの使い方も丁寧に説明しています。
ところで、算数や数学で必ず出題される「図形問題」を大変不得意にしている子どもたちがいます。それは、「図形を幾何学模様として見ることができないこと」が一つの原因だと考えられます。
したがって、作図の方法だけを憶えても、それはあまり意味がありません。そうではなく、作図によって「図形の性質」や「図形の不思議」、「図形の美しさやおもしろさ」を発見することが大切なのです。
本書は、その基礎的な部分を育成するための手がかりとなる一冊です。自由自在にコンパスや定規を使いこなせるようになると、自分自身の作図のアイディアも浮かんできます。これは大変楽しいものですし、出題者の気持ちを知ることにもつながります。
勉強へのモチベーションで大事なのは、「楽しい!」と「おもしろい!」。本書を通じて、子どもたちが「図形の本質」を見る目を養い、作図の楽しさや手を使うことの重要性に気づいてくれることを心から願っています。