そのデザイン経営で、本当に企業資産価値は上がっていますか?
近年注目される「デザイン経営」。デザインが企業の産業競争力を高めるとして、経済産業省が発表したデザイン経営宣言により、日本で注目を集めてきた。しかし、参考事例とされるアメリカでは、ブランディング=デザイン経営とされる一方で、日本でのブランディングは一貫したビジュアル表現にとどまってしまっていて、本当の意味での「デザイン経営」を実現している企業はそう多くはない。本書は、デザイン経営がしっかりと成果を出せるよう、デザイン経営の研究者がデザインにMBAを掛け合わせることによって生み出した、デザイン経営の新しい理論をまとめた一冊だ。ブランディングを成功させるために欠かせない「無意識のインサイト」の掘り起こし方と、そのインサイトをデザインに反映する方法を提示する。
“もう”デザイン経営に失敗しないために、ぜひその基本の「キ」をつかんでほしい。