濾胞性リンパ腫(FL)およびマントル細胞リンパ腫(MCL)は,リンパ濾胞に関連性の強いリンパ腫であり,WHOによる造血器・リンパ組織の腫瘍(第5版)でも,B細胞腫瘍の分類は,これらのリンパ腫を基準になされている。両者には共通点が多く,B細胞性リンパ腫の病態,診断,および治療を考えるうえで極めて重要である。しかし,数多のリンパ腫に関する成書のなかで,両リンパ腫に焦点を絞ったものは見当たらず,病態研究のさらなる発展,診断精度および治療成績の向上のための,専門家による詳細かつ分かりやすい解説書が本書である。