第1章 アフォリズムと教養
01 ヴァンサン・シャルル「剪定して力を増す 思想の刺激剤としての引用」
02 ブラン・ラファエル「この思想は確かに私のものであるが、私の思想ではない」ルソー対アンソロジー製造家
03 國重 裕「森鷗外『知恵袋』とAdolph von Knigge
“Über den Umgang mit Menschen” をめぐって
第2章 雑誌におけるアフォリズム
04 クレピア・カロリン「 « En chair et en os, – en os surtout »(痩せてガリガリ)19世紀末フランスにおけるサラ・ベルナールを標的とした女性嫌悪のアフォリズム」
05 篠崎 美生子「アフォリズムに何が求められたのか 近代読者の欲望と「侏儒の言葉」」
第3章 アフォリズムで文学作品を書く
06 朝比奈 美知子「萩原朔太郎のアフォリズム 詩の原理と詩語をめぐる内的省察と実験の軌跡」
07 杉本 圭子「大岡昇平とスタンダール 小説におけるアフォリズム的表現をめぐって」
巻末付録
萩原 朔太郎「アフォリズムに就いて」