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ここからはじめる陸上養殖 省エネシステム・データ活用・市場戦略による効率化を実現

ここからはじめる陸上養殖 省エネシステム・データ活用・市場戦略による効率化を実現

竹村 明洋 (監修)
通常価格 3,960 円(税込)
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商品説明
世界全体の総漁業・養殖生産量のうちで養殖生産量が占める割合が海面・内水面漁業のそれを上回るようになってきており、このトレンドは今後も続くことが予想されます。日本でも水産養殖の重要性は声高に叫ばれてはいますが、世界に後れをとっているのが現状となっているようです。
本書は、「専門書の入門」 という位置づけであり、陸上養殖への参入を考えて情報収集・研究を始めている方、既に陸上養殖に参入しているが改善をはかりたい方を想定読者とした書籍です。

従って、従来の陸上養殖を扱った書籍と同様に、陸上養殖を理解するための基盤となる基本情報(第1章) に加え、効率的な陸上養殖を行うためのシステムの課題(第2章) や生物学的視点(第5章)を取り扱っています。また、陸上養殖への省エネルギー技術(第3章) や ICT の導入(第4章) に関しても詳細に記載し、陸上養殖の課題解決に資する情報を盛り込むようにしました。更に、陸上養殖を事業性( 知財戦略、流通・販売など) や環境配慮( LCA:Life Cycle Assessment) の観点(第6章) や、水産業を農業と融合しようとする試み( アクアポニックスなど、第7章) を取り上げた点は、これまでの書籍には見られなかった本書の大きな特徴となります。
目次
はじめに
略語表

第1章 陸上養殖とは
第1節 日本の水産業の現状と陸上養殖の位置付け
第2節 陸上養殖の種類:そのメリット・デメリット
第3節 農業と水産業を融合した未来の陸上養殖
コラム 情報交換プラットフォーム・農水コンソーシアムの紹介

第2章 陸上養殖システム
第1節 陸上養殖システムの特徴と機器構成
第2節 陸上養殖における水処理技術
第3節 世界における陸上養殖システムの動向
第4節 小型陸上養殖システムの展望
コラム 超小型閉鎖循環式陸上養殖システム

第3章 省エネルギー技術
第1節 陸上養殖における電力コストとその内容
第2節 再生可能エネルギーの種類と導入に向けた技術課題
第3節 エネルギー源の多様化( 蓄電池・太陽光・電気自動車の活用)
コラム 災害対策を目的としたV2H 導入

第4章 陸上養殖へのICTの導入
第1節 陸上養殖とICT
第2節 陸上養殖とインターネット
第3節 ICT を用いたモニタリング技術
第4節 デジタル養殖日誌の活用

第5章 魚介類を効率的に養殖するには
第1節 生物の視点に立った養殖技術とは
第2節 成長を制御する方法
第3節 養殖を支える飼料の開発
第4節 陸上養殖における感染症対策
第5節 養殖シミュレーション技術;AQSimを用いた成長予測
コラム 養殖産業における環境影響評価の重要性

第6章 持続可能な陸上養殖における事業性と環境配慮の側面
第1節 陸上養殖事業の課題と将来性
第2節 養殖生産物の価値最大化
第3節 陸上養殖が切り開く新たな地産地消
第4節 環境価値が反映するビジネスの展望
第5節 陸上養殖における知的財産
第6節 金融機関から見た閉鎖循環式陸上養殖
コラム 養殖生産物に対する消費者意識

第7章 水産業と農業の融合
第1節 物質循環と食料生産
第2節 水耕栽培技術
第3節 アクアポニックス
第4節 有機固形物の利活用
コラム 宇宙環境下における食料生産

用語集
索引
著者紹介
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