日本では悲観論や自虐的な思考が渦巻いている。
どうすれば、「日本という土壌が育んできた強み」を再認識し、自信と活力を取り戻して、日本の未来をより良くできるのか――。
グローバル時代以降、ビジネスの規模が大きくなればなるほど、日本企業の強みである「顧客中心主義経営」は、本当の意味での実践ができなくなってしまった。
しかし、データドリブン時代の到来によって、大企業でも「顧客中心主義経営」が実践可能になったのである。
顧客中心主義経営は、最新バージョンへアップデートすることで、「終身雇用」「年功序列」「企業内労働組合」といった「かつての日本的経営」ではなく、「真の日本的経営」へと変革でき、日本企業には再度飛躍できる可能性と、地域や社会のより良い未来を実現できる可能性があると提唱する。
本書は、日本発・アジア発のコンサルティングファームの視点から、日本のお家芸でもある「顧客中心主義経営」の成り立ちや、その進化を紐解くものであり、「人・企業・地域の未来を創る経営」を目指す経営層には、必読の1冊である。
第1章 “本当に”顧客に向き合えていますか?
第2章 顧客の期待に応え、成長し続けるには、日本の強みを再発見するしかない!?
第3章 データドリブン時代は顧客中心主義経営を進化させ、価値を創る
第4章 顧客中心主義経営の未来 “Social CX”で人・企業・地域の未来を創る