• 発売日:2025/04/09
  • 出版社:桜井書店
  • ISBN:9784910969053

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サービス理論の転換

サービス理論の転換

通常価格 3,080 円(税込)
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商品説明
マルクス〈サービス概念〉のテキスト・クリティークにもとづいて、非物的商品等の通俗的規定を排し、素材的・感性的規定から経済当事者の意識・行動に即した経済的形態規定へのサービス理論の転換を提起する。
「マルクス解釈において「マルクス信奉者」は、マルクス解釈に成功していない。マルクス解釈は、コンテキストを踏まえて、またマルクスの全理論体系を踏まえて、さらには『要綱』から『資本論』草稿群に至るマルクスの歩み(変化・発展)を踏まえてなされるべきである。逆説的ながら、マルクスに対する批判的スタンスがあってこそ、マルクスのテキスト・クリティークも可能である。」(著者)                  
目次
第1章価値形成労働について:生産的労働とサービス
 第1節 本来のサービスといわゆるサービス労働
 第2節 生産的労働といわゆるサービス労働
第2章「場所移動」に対する二つの分析視角:「有用効果生産説」と「使用価値完成説」との否定的止揚
 第1節 安部説・中西説・馬場説の検討
 第2節 「運送」と「運輸」
 第3節 諸説の検討
 第4節 有用効果生産説最大の誤謬
 補論A 労働過程と生産過程: 有用効果概念を睨みつつ
第3章 マルクスのサービス概念
 第1節 マルクスのサービス概念をめぐって
 第2節 三つのサービス概念
 補論B サービスの語源、歴史的な用法の変化
第4章 労働売買概念批判
 第1節 サービス提供の三形態
 第2節 不生産的労働者は、労働力を売っているのか、労働を売っているのか
 第3節 サービス=「労働の特殊な使用価値」
 第4節 不生産的労働といわゆるサービス業との区別
 第5節 「労働売買説」批判:大吹説との関連において
第6節 金子「労働売買説」批判
 補論C 「資本(・収入)と労働との交換」なるもの
 補論D 金子説との対質における渡辺雅男説の特徴
 補論E 金子におけるサービス概念の転回
第5章 非物質的生産と価値形成の問題
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