
2025-04-25
旅の予定、どうする?GW前に“読む旅”で心を動かす!旅行記・紀行文とガイドブック紹介
ゴールデンウィーク間近。すでに旅行計画が決まっている方も、まだ迷っている方も、まずは“読む旅”で旅気分を先取りしてみませんか? 本やガイドブックから得られるワクワク感は、実際に旅に出る人はもちろん、時期をずらそうと思っている人にもぴったり。読めば気持ちが高まり、これからの旅のアイデアがどんどん膨らむはずです。ここでは、読んでいるうちに思わず出発したくなる「旅行記・紀行文」「ガイドブック」を多数ご紹介。ぜひ次の旅をイメージしながらチェックしてみてくださいね。
- GW間近!今年は旅に行く?行かない?それともオフシーズン?
- 本当に旅に出たくなる!おすすめ旅行記・紀行文
- 読むだけじゃ終わらない!旅心をくすぐる“雑誌系ガイド”&個性派ガイドブック
- さらに詳しく知りたい人へ!定番ガイドブックのおすすめ3選
- “読む旅”で旅の面白さを味わって、次の旅を計画しよう
GW間近!今年は旅に行く?行かない?それともオフシーズン?
GW直前だからこそ、“読む旅”がオススメ
連休は混雑しやすく、宿泊費や交通費も高めになりがち。そこで“読む旅”を取り入れてみましょう。旅エッセイや紀行文なら、自宅にいながらさまざまな場所を巡るような気分に浸れます。読後には心がほぐれ、実際に出かけたくなる新たな発見もあるはずです。
6月以降、オフシーズン時期に旅する人も必見
「GWは見送ってオフシーズンに旅行しようかな…」と考えている人にとっても、今から旅本を読んでおくのは大正解。行き先探しの第一歩として、紀行文やガイドブックをパラパラめくれば、意外なスポットやテーマが目に留まるかもしれません。費用を抑えてゆったり観光するためにも、まずは“読む旅”で情報とイメージを膨らませておきましょう。
本当に旅に出たくなる!おすすめ旅行記・紀行文
それでは、旅気分を盛り上げる旅行記・紀行文をジャンル別に紹介します。国内外のエッセイ、コミックエッセイなどタイプに合わせてピックアップしました。気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてください。
“エッセイ風”で気軽に読める国内旅行記
軽やかな文体で身近な風景を新鮮に切り取ったエッセイタイプの旅行記です。イラストやコラム形式で描かれたゆるい旅エッセイもあり、細かな観光情報よりも“旅の空気”を感じられる1冊を探している方にピッタリです。
書名 | 著者名 | 内容 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
ちょっとそこまで旅してみよう | 益田 ミリ | 東京スカイツリーからフィンランドまで、思いついたらふらっと外へ出てみよう。身近な日常がすてきな旅に変わるかもしれない、と気づかせてくれるエッセイ。 | ・最近おでかけしていない方 |
ひとりたび1年生 | たかぎなおこ | 失敗あり笑いあり癒やしあり。「女ひとり旅」の面白さを教えてくれるコミックエッセイ。読めばきっと気張らずふらっと旅に出たくなる。 | ・ひとり旅をしてみたい方 |
街と山のあいだ | 若菜晃子 | 「人生に、山があってよかった。」――元『山と溪谷』編集者が綴る山の魅力あふれる1冊。山歩きの臨場感と静かな感動がじんわり伝わり、自然に癒やされたい人に最適。 | ・自然に癒やされたい方 |
写真や風景描写が美しい“本格派”国内紀行文
歴史や文化をじっくり巡るタイプの紀行文。文章はしっかりめですが、その分「自分も足を運びたい!」という気持ちを強くさせてくれる奥深い内容ばかり。美しい風景描写や写真も魅力で、旅への想像を掻き立てられます。
書名 | 著者名 | 内容 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
旅のつばくろ | 沢木耕太郎 | 16歳で初めて旅した東北を、大人になった今もう一度旅する物語。『深夜特急』で知られる著者が、鮮烈な感性と巧みな表現で描き出す傑作紀行エッセイ。 | ・昔よく旅をしていた方 |
水納島再訪 | 橋本倫史 | 沖縄本島北部の海に浮かぶ小さな島・水納島を繰り返し訪ね、その歴史や人々の思いを丁寧に描いたノンフィクション。通い続けて見えてきたディープな島の魅力が静かに胸に響いてきます。 | ・離島が好きな方 |
海外旅行記で味わう異文化の驚きと発見
世界一周記や留学体験記、ロングステイ型のノンフィクションなど、異文化に触れるワクワクが詰まった「海外旅行記」。トラブルやハプニングも含めて“旅の醍醐味”を存分に味わえる内容で、読めば遠い国にも親しみが湧いてくるでしょう。
書名 | 著者名 | 特徴・内容 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
JK、インドで常識ぶっ壊される | 熊谷はるか | ひょんなことから女子高生がインドで暮らすことに…はたしてどうなる?!インドの日常で直面するカルチャーショックをユーモラスに綴った、濃密ながら読みやすい体験記。 | ・遠い国の文化を知りたい方 |
パタゴニア | ブルース・チャトウィン(著)、芹澤真理子(訳) | 祖母の家に伝わる不思議な毛皮の謎を追って、世界の果てと呼ばれる南米パタゴニアへ旅したノンフィクション紀行。旅の中で出会った人々との交流を通じ、雄大な自然と歴史の物語が紡がれていきます。冒険の果てに著者が見出したものとは──?読み応え十分の名作です。 | ・じっくり本の世界に浸りたい方 |
漫画・コミックエッセイで気分をアゲる!
漫画やイラスト中心でサクッと読める旅行記。イラストは旅先の雰囲気を掴みやすく、4コマ漫画のような形式で笑えるエピソードも満載です。
書名 | 著者名 | 特徴・内容 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
k.m.p.の、台湾ぐるぐる。 | k.m.p. | 女性2人組ユニット「k.m.p.」が台湾をぐるっと一周旅したコミックエッセイ。現地の人とのふれあいを通じ、肩肘張らず旅を楽しむ様子に元気をもらえる1冊。写真やイラストも満載で、眺めるだけでも旅気分が味わえます。 | ・気軽に旅行気分を味わいたい方 |
あれを食べに、この山に行ってきました 食と酒の山紀行 | 鈴木みき | 山小屋で味わうおいしいご飯やお酒をテーマにした、ちょっと珍しい山のコミック紀行。ページをめくれば思わずお腹が鳴ること間違いなし!食欲と旅心を同時に刺激してくれる豪快で楽しい1冊です。 | ・山登りが好きな方 |
読むだけじゃ終わらない!旅心をくすぐる“雑誌系ガイド”&個性派ガイドブック
写真が美しい雑誌やテーマに特化したガイドブックは、読み物としても実際の旅行計画にも役立ちます。最新トレンドやニッチなスポットを知りたい人は、ぜひチェックしてみてください。
『TRANSIT』『Hanako』など、オシャレな旅雑誌で感性を刺激
写真やデザインが豊富で、眺めているだけでも旅心が刺激されるオシャレな旅行雑誌です。読み込めばスタイリッシュな切り口の記事から旅先選びのヒントを得ることもできます。最新号をチェックすれば、今話題のスポットやトレンド情報も手に入るので、次の旅の参考にピッタリです。
雑誌名 | 出版社 | 特徴・内容 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
TRANSIT | 講談社 | 世界各地の絶景写真と詳細なルポ記事が魅力の季刊トラベルカルチャー誌。情報誌の中でも群を抜く内容の濃さで、読み応えは抜群。表紙もおしゃれで、ジャケ買い必至です。 | ・ちょっと変わった旅がしたい方 |
Hanako | マガジンハウス | 流行に敏感な女性向けの月刊ライフスタイル誌。旅特集も多く、身近な街の新しい魅力を教えてくれるので、よく知るあの町の「違う一面」を発見できるかもしれません。 | ・旅の最新トレンドを知りたい方 |
PAPERSKY | ニーハイメディア | 「地上で読む機内誌」がコンセプトの英日バイリンガル旅雑誌。土地のユニークな自然や文化を特集し、少しニッチな場所も多数紹介。紙面を通じてまだ見ぬ土地の空気を感じたい人にうってつけです。 | ・定番とは違う旅をしてみたい方 |
テーマ特化型のガイドで、興味を深掘り
特定のテーマに特化したガイドブックなら、好きな分野についてとことん深掘りできます。グルメ、絶景、温泉、歴史などテーマはさまざま。情報量はたっぷりですが読み物としても面白い構成です。
ガイドブック | 出版社 | 内容 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
Casa BRUTUS特別編集 カフェとベーカリー | マガジンハウス | 日本全国のおいしいパン屋さんや、すてきなカフェ情報が満載。パンとコーヒーをテーマに“食べるために旅する”という、ぜいたくなプランを提案してくれる1冊です。 | ・カフェ巡りやパン屋巡りが好きな方 |
秘湯・野湯・濃い温泉100 | 交通新聞社 | 温泉好き憧れの秘湯から個性派ぞろいの“濃い”温泉まで、全国各地の極上湯を厳選して紹介。季節を問わず温泉に浸かりたい人に贈る、とっておきのガイドブックです。きっとお気に入りの湯が見つかるはず! | ・温泉が好きな方 |
日本全国オトナのごほうびビジホ旅 | ワニブックス | 全国47都道府県のおすすめビジネスホテルを網羅したユニークなホテルガイド。ビジホでもぜいたく気分を満喫するべく、著者が「近場のホテル」に泊まって非日常を楽しむ“ごほうび旅”の魅力を教えてくれます。 | ・ホテルステイをぜいたくに楽しみたい方 |
さらに詳しく知りたい人へ!定番ガイドブックのおすすめ3選
旅に行きたくなったら、定番ガイドブックを活用して具体的なプランを立てましょう。地域ごとの観光スポットやグルメ情報を網羅しているので、初心者でも旅行計画が立てやすくなります。
るるぶ(JTBパブリッシング)
観光スポットからグルメまで各地域の魅力を網羅した定番ガイド。豊富な写真と見やすい地図で、旅の計画が初心者でも立てやすいのが魅力です。最新号で新スポットをチェックするのもおすすめ。
まっぷる(昭文社)
持ち歩きにも便利な地図帳感覚の旅行ガイド。ドライブマップやモデルコースも充実しており、レンタカー旅やツーリングのお供にも最適です。土地勘がなくても、この1冊で旅先をくまなく楽しめます。
地球の歩き方(地球の歩き方)
海外旅行の「バイブル」とも言える、情報量たっぷりのガイドブック。国ごとの文化や歴史の解説も豊富で、旅先への理解が深まります。バックパッカーから新婚旅行まで、海外に行くならまず手に取りたいシリーズです。
“読む旅”で旅の面白さを味わって、次の旅を計画しよう
ゴールデンウィーク直前の今、もう旅の予定がある人も、今年は見送りという人も、まずは“旅本”を読んで気分を盛り上げてみませんか? 読んでいるうちに新たな場所を発見したり、行き先のイメージがどんどん膨らんだり…そんな“読む旅”の時間は、きっと次の旅をもっと楽しくしてくれます。ぜひ今回のおすすめリストを参考に、ご自身が惹かれる1冊を見つけてみてください。GW中も、オフシーズンも、旅はいつだって私たちをワクワクさせてくれるはずです。