
2025-08-22
ホラー短編集おすすめ15選|“1話5分”でゾクッと読める名作&入門書【書店員が厳選】
長編は重いけど“ゾクッ”は欲しい。そんなときはホラー短編集がおすすめです。
書店員が、1話5〜15分で読めて“怖すぎないのにちゃんと怖い”名作を厳選しました。寝る前や通勤、朝読書にもぴったり。まずは1話からどうぞ。
- ホラー初心者にもおすすめ!短編集が選ばれる理由とは?
- 書店員がセレクト!ホラー短編集おすすめランキング15選
- もっとサクッと!“2〜5分で読める超短い怖い話”だけをまとめました
- シーン別おすすめ|寝る前・通勤・朝読書
- どんなジャンルがある?ホラー短編集の種類
- まとめ|まずは1話から。怖いけど、読みやすい短編ホラーに挑戦しよう
ホラー初心者にもおすすめ!短編集が選ばれる理由とは?
「怖い話は気になるけれど、長編はちょっとハードルが高い」。そんな人でも手に取りやすいのが「ホラー短編集」です。なぜ短編集が読みやすくて、怖すぎず、初心者にも人気なのか?3つのポイントを紹介します。
短くて気軽に読める
1話完結で数ページから読める短編集は、まとまった時間がなくても楽しめるのが魅力。読書に慣れていない方でも、気軽に読書を始めやすいのが特徴です。
スキマ時間にちょうどいい
通勤電車の中や寝る前のひとときなど、ちょっとした時間に「1話だけ読もう」が叶うのが短編集の良さ。続きが気になって寝られない…という心配もなく、自分のペースで読み進められます。
“怖さ”の種類が選べる
じわじわ系、都市伝説風、どんでん返しのオチ系など、収録作品のジャンルが幅広いのも短編集の魅力。自分にとって“ちょうどいい怖さ”が見つかりやすく、ホラー初心者にもぴったりです。
「長編の世界にどっぷり浸かりたい!」という方は
関連記事:ホラー小説おすすめ書店員がセレクト!ホラー短編集おすすめランキング15選
「ホラーは怖すぎて読めないかも…」という方から、「背筋が凍るほどの恐怖を味わいたい」という方まで。
ここでは、丸善ジュンク堂書店の書店員がセレクトした “怖さの強弱”や“読みやすさ”を考慮した短編集15冊 をランキング形式でご紹介します。
各作品ごとに
1話の目安時間
怖さ度(★1〜5)
おすすめ読者層
を明記しているので、自分にぴったりの1冊が見つかるはず。
寝る前に1話だけ読む、通勤電車でゾクッとする…そんな日常のスパイスとして、ホラー短編集を取り入れてみてください。
もっとサクッと!“2〜5分で読める超短い怖い話”だけをまとめました
ホラー短編集といっても、1話数十ページの長めの短編から、ほんの数分で読める「掌編(しょうへん)」まで幅広くあります。
ここでは、“怖い話を短時間で楽しみたい”という読者ニーズに応えるために、特に掌編が多い作品をピックアップしました。
日めくり怪談|吉田悠軌
全62話を収録。1話あたり約5分で読める掌編形式で、都市伝説や実話系をベースにした“身近な恐怖”が中心です。
ホラー小説を読む習慣がない人でも手に取りやすく、「ホラースレまとめ動画」や「心霊YouTube」を楽しむ人に近い感覚で読めるのが特徴。短時間でゾクッとできる構成なので、まさに“超短編”を求める層にぴったりです。
鬼談百景|小野不由美
掌編・短編が多数収録されており、静かに忍び寄る“気配”が積み重なる名作。派手な展開はないものの、読後に背筋がひやりとする余韻が長く残ります。寝る前の1話読書にもおすすめです。
こわい話の時間です 六年一組の学級日誌』|福音館書店
小学生にも読みやすい児童向け短編集。1話ごとが短く、怖すぎない内容なのでホラー初心者や朝読書にも安心です。
「児童向け=軽い」ではなく、“短さ”と“読みやすさ”が魅力。親子での読み聞かせや、最初のホラー体験にもおすすめできる貴重な1冊です。
シーン別おすすめ|寝る前・通勤・朝読書
せっかく買ったのに“まだ開けていない…”というのはもったいないですよね。
読書シーンに合わせて本を選ぶと、気分に合った楽しみ方ができます。ここでは、書店員が「いつ読むとより楽しめるか」を基準に選んだ短編集をご紹介します。
寝る前におすすめのホラー短編集
『夜市』(恒川光太郎)
幻想的で不思議な世界観を舞台にした短編。恐怖と美しさが同居し、物語に浸りながら眠りにつける一冊です。
『秋雨物語』(貴志祐介)
現代版『雨月物語』として書かれた幻想的かつ不穏な短編集。静かに広がる恐怖が心に残り、しっとりとした夜の読書に向いています。
通勤・移動時間におすすめのホラー短編集
『読むゾゾゾ』(村田らむ)
人気YouTubeチャンネルを題材にした実話風怪談。テンポがよく、移動中でもスッと読み進められる作品です。
『怖ガラセ屋サン』(澤村伊智)
都市伝説の謎を追うスリリングな物語。展開がスピーディーで、通勤中に「続きが気になる」感覚を味わえます。
朝読書におすすめのホラー短編集(小学生・中学生)
『教養としての名作怪談 日本書紀から小泉八雲まで』(吉田悠軌)
古典怪談を解説付きでまとめた入門ガイド。恐怖と同時に文化や歴史も学べるため、中高生の朝読書や自由研究にも役立ちます。
『慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー』(KADOKAWA)
豪華作家陣による短編集。怖すぎない話も収録されており、幅広い年齢層に対応。朝読書で「短いけど印象に残る1話」を体験できます。
どんなジャンルがある?ホラー短編集の種類
ひとくちに「ホラー」と言っても、その“怖さの質”は作品によって大きく異なります。
ここでは、書店員が特に質問を受けることが多いジャンルに整理して解説します。自分に合った一冊を選ぶ参考にしてください。
ジャンル | 特徴 |
|---|---|
リアルで背筋が凍る「実話・都市伝説系」 | 新聞記事のように淡々と語られたり、「知人が体験した話」として綴られたりするタイプ。“本当にあったのでは?”と錯覚させるリアリティがあり、実話怪談や都市伝説好きにおすすめです。 |
じわじわ迫る「静かな恐怖」 | 大きな事件は起きないけれど、読んでいるうちに不穏さが広がるタイプ。 |
最後にゾッとする「どんでん返し・サイコ系」 | 一見普通の短編が、ラストで一気に恐怖に転じる衝撃系。 |
幻想的で美しい「ファンタジーホラー」 | 異世界や異次元を舞台に、恐怖と幻想が入り混じるタイプ。 |
映像感覚で楽しむ「モキュメンタリー風」 | H3|映像感覚で楽しむ「モキュメンタリー風」取材記事やドキュメンタリー風に構成された、“映像を読むようなホラー”。YouTubeの心霊検証やホラーチャンネルを小説にしたような臨場感があり、現代のホラーファンに人気の新しいスタイルです。 |
まとめ|まずは1話から。怖いけど、読みやすい短編ホラーに挑戦しよう
ホラー短編集は、1話5分から読める気軽さと、読後に残るゾクッとした余韻が魅力です。
「寝る前に1話だけ」「通勤電車で数分だけ」「朝読書に安心して読める1冊」──あなたの生活シーンに合わせて選べば、楽しくホラーを楽しめます。
今回紹介した15冊は、書店員が「読みやすさ」と「怖さのバランス」を基準にセレクトしたもの。初めてホラーに挑戦する人も、もっと深い恐怖を求める人も、自分に合った1冊が見つかるはずです。
📖 紹介した本はすべて丸善ジュンク堂書店ネットストアで購入可能です。気になる作品からぜひ手に取り、“日常にちょっとした恐怖”を取り入れてみてください。
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