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2025-10-17

ホラー漫画おすすめ15選|名作から最新人気作・短編まで徹底紹介

ホラー漫画は、背筋がぞっとする恐怖だけでなく、独特の世界観や人間ドラマも楽しめるジャンル。
昭和から読み継がれる名作から、いま話題の最新作、短編でサクッと読める1冊まで、幅広い魅力があります。この記事では、ホラー漫画おすすめ15選を「最新」「名作」「短編」「近年作」の視点から紹介。
さらにジャンル別の選び方や、巨匠漫画家たちの代表作も取り上げます。

  • ホラー漫画の魅力とは?|怖さの奥にある面白さ
  • おすすめホラー漫画15選|名作から最新話題作まで
  • 短編で楽しめるホラー漫画|スキマ時間でも背筋がぞくり
  • 丸善ジュンク堂書店スタッフおすすめの近年作|話題性と新鮮な恐怖に注目
  • ホラー漫画を選ぶときのポイント|自分に合った“怖さ”を探す

ホラー漫画の魅力とは?|怖さの奥にある面白さ

ホラー漫画は、ただ「怖い」だけではありません。妖怪や怪異に触れる不思議さ、サイコスリラーで味わう心理的スリル、さらには青春ドラマや社会風刺が絡み合う深みまで楽しめます。作品ごとに恐怖の質が異なるため、自分に合った「怖さ」を選ぶ楽しさがあるのです。
また、時代が変わっても「恐怖」という感情は普遍的なもの。
古典的な作品に触れると、現代とは違う独特の空気感がかえって怖さを引き立てることもあります。
あなたは「ゾクッとする心理的恐怖」と「じわじわ迫る怪奇的恐怖」、どんなホラー漫画が好みですか?

おすすめホラー漫画15選|名作から最新話題作まで

ここからは、おすすめのホラー漫画をタイプ別に紹介します。最新の話題作から昭和の名作、短編で読める1冊まで幅広く取り上げるので、ぜひ自分に合った作品を見つけてみてください。

最新&現代の人気作|いま読むべき恐怖の傑作

SNSや映像化を通じて話題になり、多くの読者を惹きつける現代ホラー。日常の中に違和感を仕込む作品や、人間の狂気を描くサイコスリラーが中心です。

富江 上

美と狂気が同居する不滅のヒロイン

完結

    伊藤 潤二

 / 

朝日新聞出版

¥509

伊藤潤二の代表作で、国内外問わずカルト的人気を誇る傑作。美少女・富江に出会った人々が次々と狂気に陥っていく“得体の知れなさ”は、一度触れたら忘れられません。アニメ化やグッズ展開、海外展示なども盛んに行われており、時代を超えて愛される存在です。

こんな人におすすめ
・強烈なキャラクターに惹かれたい人
・名作ホラーから読み始めたい人

うずまき

日常の模様が怪異に変わる

完結

    伊藤 潤二

 / 

小学館

¥1,540

「うずまき」というありふれた模様を恐怖の源に変えた異色のホラー漫画。伊藤潤二らしい緻密で冷徹な筆致で描かれる渦は、読むほどに日常の風景すら不気味に変えてしまいます。海外でも高い評価を受け、北米で2024年にアニメ化されるなど国際的な注目度も抜群です。

こんな人におすすめ
・日常に潜む違和感を味わいたい人
・哲学的な恐怖を楽しみたい人

ガンニバル 完全版 ( 1)

村社会の闇を暴くサイコスリラー

完結

    二宮 正明

 / 

日本文芸社

¥1,650

山間の村に赴任した警察官が、共同体に潜む狂気と対峙するサイコホラー。閉ざされた「因習の村」を舞台に、村の違和感を解き明かそうとする主人公と、それを阻止しようとする村人たちの緊迫感が物語を支配します。怪異ではなく「人間そのもの」が恐怖の中心に据えられており、読む者に強烈な不安を残します。ディズニープラスで実写ドラマ化され、世界的に話題を集めたことでも注目度が高まった一作です。

こんな人におすすめ
・サイコホラーが好きな人
・人間の怖さを深く味わいたい人

完全版 ミスミソウ 上

残酷さと純粋さが交錯する復讐劇

完結

    押切 蓮介

 / 

双葉社

¥901

いじめをきっかけに巻き起こる苛烈な復讐劇。柔らかなタッチと衝撃的な展開の対比が強烈で、読者の心に深い傷跡を残します。

こんな人におすすめ
・復讐や人間ドラマを描いた作品に惹かれる人
・衝撃的な展開を求めている人

昭和ホラー漫画の名作|今も読み継がれる不朽の恐怖

昭和期に生まれたホラー漫画は、今もなお色あせない存在感を放っています。独特のタッチや時代背景が生む迫力は、現代の作品にはない怖さを持ち、世代を超えて読み継がれています。

決定版 ゲゲゲの鬼太郎1

妖怪文化を根付かせた国民的作品

完結

    水木しげる

 / 

中央公論新社

¥880

水木しげるの代表作にして、日本の妖怪文化をポップカルチャーに定着させた金字塔的作品。ユーモラスで親しみやすい妖怪が登場する一方で、人間社会への風刺や不気味さも色濃く描かれています。何度もアニメ化・メディア展開され、昭和から令和まで世代を超えて読み継がれる不朽のホラー漫画です。

こんな人におすすめ
・妖怪や民俗文化に興味がある人
・懐かしさと怖さを両方楽しみたい人

漂流教室 1

日常が崩壊するサバイバルホラー

完結

    楳図 かずお

 / 

小学館

¥990

楳図かずおの代表作で、学校ごと異世界に飛ばされる衝撃的な設定が光るサバイバルホラー。突然崩れ落ちる日常と、極限状態で露わになる人間心理が圧倒的な迫力で迫ってきます。現代のディストピア作品にも影響を与えた、不朽の名作として今なお多くの読者を惹きつけています。

こんな人におすすめ
・サバイバルやディストピア作品が好きな人
・人間の心理描写を重視する人

妖怪ハンター 地の巻

異界と民俗学を結ぶ異色ホラー

完結

    諸星 大二郎

 / 

集英社

¥524

諸星大二郎による「妖怪ハンター」シリーズの代表的な1冊。民俗学的なテーマと、人智を超えた怪異を重厚に描き、ページをめくるごとに異世界へ迷い込むような感覚を与えます。特に“見えないものが見えてしまう瞬間”の描写は圧巻で、日本ホラー漫画の知的側面を切り開いた作品です。

こんな人におすすめ
・民俗学や伝承に興味がある人
・幻想的で深いホラーを味わいたい人

短編で楽しめるホラー漫画|スキマ時間でも背筋がぞくり

短編ホラーは短いページ数ながら、読者に強烈な印象を残すのが特徴です。サクッと読める手軽さと、余韻の深さを兼ね備えており、スキマ時間の読書にもぴったりです。

不安の種 * 1

日常に潜む違和感を切り取る短編集

完結

    中山昌亮

 / 

秋田書店

¥880

ありふれた風景の中に忍び込む小さな異常を描いた短編集。説明されない恐怖がじわじわと広がり、読後も頭から離れません。気軽に読めるのに、どの話も「えっ?」と心に刺さる余韻があり、電車の中で読んでいても隣や窓の外が妙に気になってしまう不気味さがあります。

こんな人におすすめ
・日常に潜むホラーを味わいたい人
・想像力を刺激される作品が好きな人

伊藤潤二傑作集 1

多彩な恐怖を凝縮した短編群

完結

    伊藤潤二

 / 

朝日新聞出版

¥1,100

ホラー漫画の巨匠・伊藤潤二による短編を集めたシリーズ。数十ページながら圧倒的な恐怖体験を与える作品ばかりで、怪異そのものの怖さから、人間心理の狂気まで幅広く楽しめます。まさに“恐怖の見本市”といえる内容で、伊藤潤二作品の入口としても最適です。

こんな人におすすめ
・伊藤潤二作品に挑戦してみたい人
・短編ホラーが好きな人

ある設計士の忌録1

建築をめぐる異色ホラー

連載中

    鯛夢

 / 

朝日新聞出版

¥726

建築や設計をテーマにした、ユニークで新しい切り口のホラー漫画。設計図や建物にまつわる不可解な出来事が描かれ、日常と地続きの恐怖を味わえます。現実にありそうな不安や不気味さが混じり合い、読み進めるほど「自分の住む部屋や建物にも何かあるのでは」と考えさせられます。

こんな人におすすめ
・建物や空間にまつわる恐怖に惹かれる人
・新しい切り口のホラーを探している人

伊藤潤二短編集BEST OF BEST

究極の短編ホラーセレクション

完結

    伊藤 潤二

 / 

小学館

¥2,200

世界中で人気を集める伊藤潤二の短編集から、特に完成度の高いエピソードを集めた豪華版。江戸川乱歩の原作をもとにした作品や代表作『阿彌陀羅断層の怪』など、強烈な余韻を残す短編が多数収録されています。海外の映画監督とのコラボやカラーページも含む特別仕様で、ファンはもちろん初めて読む人にも自信を持っておすすめできる一冊です。

こんな人におすすめ
・伊藤潤二作品をまとめて味わいたい人
・海外でも評価される名作を手に取りたい人

丸善ジュンク堂書店スタッフおすすめの近年作|話題性と新鮮な恐怖に注目

近年のホラー漫画は、SNSで話題になったり口コミで広がったりと、多様なテーマで注目を集めています。定番作とはひと味違う、新鮮な恐怖を味わえるラインナップです。

光が死んだ夏 1

青春と不穏が交錯する村の物語

連載中

    モクモク れん

 / 

KADOKAWA

¥792

田舎の閉ざされた村で描かれる少年たちの関係に、不穏な影がじわじわと忍び寄る青春ホラー。蝉の声や蒸し暑さなど「夏の空気感」まで紙面から漂ってくるようで、その日常が少しずつ不穏に変化していく過程が読者を引き込みます。親友との絆に潜む“違和感”が切なさと恐怖を同時に呼び起こす、近年大注目の作品です。

こんな人におすすめ
・不穏な雰囲気の青春ストーリーが好きな人
・現在進行形で話題の作品を読みたい人

フォビア 1

恐怖症を題材にした心理ホラー

連載中

    原 克玄

 / 

小学館

¥715

「高所恐怖症」「閉所恐怖症」など、誰もが抱く恐怖である「フォビア」を題材にした連作短編。派手さよりも、ページをめくるほどに手のひらがじっとり湿っていくような焦燥感を描き、読者自身の心の奥をえぐります。恐怖症という身近でリアルな切り口が、多くの読者に“自分事の恐怖”を突きつけるシリーズです。

こんな人におすすめ
・心理的な恐怖を体感したい人
・現代的な切り口のホラーに興味がある人

ニクバミホネギシミ 1

肉体と執着を描く異色作

完結

    パレゴリック

 / 

新潮社

¥792

人間の欲望や恨みが、異形の存在や強烈なビジュアル表現として現れる異色ホラー。恐ろしさの根源は怪異ではなく人間そのもので、ページをめくるたびに「人間の本質的な恐怖」に直面させられます。アート性の高い作風も魅力で、ホラーの新しい可能性を感じさせる1冊です。

こんな人におすすめ
・アングラ感のある作品に惹かれる人
・強烈なビジュアル表現を楽しみたい人

自選作品集 わたしの人形は良い人形

人形に宿る不気味な存在感

完結

    山岸 凉子

 / 

文藝春秋

¥990

山岸凉子による伝説的な短編で、“トラウマ級の恐怖”と評される名作。少女漫画ならではの繊細さと、人形という身近な存在が放つ異様な怖さが融合し、緊張感のある物語が最後まで続きます。長年語り継がれてきた理由が分かる、手軽に読めるホラー漫画の金字塔です。

こんな人におすすめ
・人形を題材にしたホラーが好きな人
・古典的名作を手軽に味わいたい人

ホラー漫画を選ぶときのポイント|自分に合った“怖さ”を探す

ホラー漫画は作品ごとに「怖さの質」が大きく異なります。妖怪の不気味さ、スプラッターの衝撃、心理的な恐怖など、自分がどんな恐怖を求めているのかを意識すると、作品選びがぐっとしやすくなります。

妖怪・怪異系

例:『ゲゲゲの鬼太郎』『妖怪ハンター』

日本的な妖怪や伝承を題材にしたジャンル。懐かしさや民俗的な面白さが加わり、単なる恐怖以上に“文化としてのホラー”を体験できます。

グロ・スプラッター系

例:『ミスミソウ』『ニクバミホネギシミ』

血や暴力表現を強調したジャンルで、強烈なビジュアルのインパクトが特徴。残酷さの中に人間ドラマが込められている作品も多く、衝撃とともに心を揺さぶられます。

サイコ・精神的恐怖系

例:『富江』『ガンニバル』『ミスミソウ』

人間の狂気や執着を描くジャンル。怪異ではなく「人間そのもの」が怖さの中心で、じわじわと心を侵食し、読後に深い余韻を残します。検索需要の高い「サイコホラー漫画おすすめ」にも当てはまる人気ジャンルです。

短編・オムニバス系

例:『不安の種』『伊藤潤二傑作集』

数十ページで完結する短編ホラーは、スキマ時間に手軽に読めるのが魅力。短いながらも強烈なイメージを残す作品が多く、「短編ホラー漫画おすすめ」を探す人に人気です。

青春ホラー・不穏系

例:『光が死んだ夏』『わたしの人形は良い人形』

青春や日常を背景に、ふとした違和感や人間関係の歪みをホラーに昇華するジャンル。切なさと怖さが同居し、余韻を楽しみたい人に向いています。

異世界・サバイバル系

例:『漂流教室』

日常が一瞬で崩壊し、極限状態に追い込まれる恐怖を描くジャンル。異世界や閉ざされた空間でのサバイバルは、人間心理の生々しい怖さとスリルを兼ね備えています。

ミステリ要素強め

例:『ある設計士の忌録』『うずまき』

不可解な出来事や謎解きが軸になるジャンル。不気味さに加え「推理する楽しさ」もあり、じっくり作品世界に没入したい人におすすめです。

まとめ|次に読むホラー漫画を見つけよう

ホラー漫画は、妖怪や怪異の不気味さから、人間心理の狂気、残酷なスプラッターや哲学的な恐怖、さらには短編の余韻まで、実に多彩な表現で私たちを惹きつけます。昭和の不朽の名作から現代の話題作、書店員おすすめの近年作まで、どれも一度読めば忘れられない体験を与えてくれるでしょう。
背筋をぞくりとさせたい夜に、あるいは普段の読書では味わえない新鮮な刺激を求めるときに──ホラー漫画はぴったりのジャンルです。ジャンル別に紹介した中から、自分に合った“怖さ”を選ぶ楽しみもあります。
今回紹介した本は 丸善ジュンク堂書店ネットストア からチェックできます。ぜひ気になる1冊を手に取り、あなたの本棚に新たな恐怖と興奮を迎え入れてみてください。