芥川賞 受賞作

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    安堂 ホセ

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河出書房新社

¥1,600
第46回野間文芸新人賞候補作
安堂ホセは、物語の磁石を持っている。現実世界で排除された不都合で不穏でヤバい砂つぶてのような言葉を、暴力と倫理の磁石で吸い寄せ、反発させ、交渉させ、渦巻かせる。あらゆる倫理が覆され、暴力が吹き荒れている今、「暴力から暴を取りはずす旅」の物語が出現したことは、一つの事件だ。
読もう! 旅立とう! 旅によって運ばれるのは、あなた自身だ。
──柳美里
強烈な皮肉とクールな文体。
私たちの眼差しを切り開く手術(オペ)のような小説。
どこへ連れていかれるのかわからず、ひと晩で読み終えた。
──佐藤究
語りと構造、ストーリーの面白さの中に、資本主義や植民地主義、ウクライナ戦争やガザでの虐殺についての鋭い批判が、当然のように滑り込む。
極めて刺激的かつ、開放的。国境を越えて、世界にリコメンドしたい。
──須藤輝彦
この小説を読むことは自らの感性を問い直すことである。
異性愛主義や人種という不適切なカテゴライズにあらがうための、必読の一作。
──渡邉英理
典型的な物語に閉じ込められないための強烈な意志、ねじ伏せられない悪意と復讐がこれほどまでに徹底された作品はなかなかない
──水上文
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ゲーテはすべてを言った
ゲーテはすべてを言った

ゲーテはすべてを言った

    鈴木結生

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朝日新聞出版

¥1,600
高名なゲーテ学者・博把統一は一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出合う。ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求める旅の先に、行き着いた場所は……。若き才能が描く、アカデミック冒険譚!
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 直木賞 受賞作

藍を継ぐ海
藍を継ぐ海

藍を継ぐ海

    伊与原 新

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新潮社

¥1,600
数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に――。なんとかウミガメの卵を孵化させ、自力で育てようとする徳島の中学生の女の子。老いた父親のために隕石を拾った場所を偽る北海道の身重の女性。山口の島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男――。人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。きらめく全五篇。
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芥川賞 候補作

安堂ホセ『DTOPIA(デートピア)』(文藝秋季号)
鈴木結生『ゲーテはすべてを言った』(小説トリッパー秋季号)
竹中優子『ダンス』(新潮11月号 )
永方佑樹『字滑り』(文學界10月号)
乗代雄介『二十四五(にじゅうしご)』(群像12月号)

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    安堂 ホセ
¥1,600
ゲーテはすべてを言った
ゲーテはすべてを言った

ゲーテはすべてを言った

    鈴木結生
¥1,600
ダンス
ダンス

ダンス

    竹中 優子
¥1,700
二十四五
二十四五

二十四五

    乗代 雄介
¥1,500

直木賞 候補作

朝倉かすみ『よむよむかたる』(文藝春秋)
伊与原新『藍を継ぐ海』(新潮社)
荻堂顕『飽くなき地景』(KADOKAWA)
木下昌樹『秘色の契り』(徳間書店)
月村了衛『虚の伽藍』(新潮社)

よむよむかたる
よむよむかたる

よむよむかたる

    朝倉 かすみ
¥1,700
藍を継ぐ海
藍を継ぐ海

藍を継ぐ海

    伊与原 新
¥1,600
飽くなき地景
飽くなき地景

飽くなき地景

    荻堂 顕
¥1,950
秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚
秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

    木下昌輝
¥2,000
虚の伽藍
虚の伽藍

虚の伽藍

    月村 了衛
¥2,000