■総選挙2024
●自公過半数割れの衝撃
伊田浩之
10月27日投開票の総選挙で、自公が過半数割れした。裏金や統一教会(現・世界平和統一家庭連合)問題、格差拡大などの経済政策で与党に強い逆風が吹いた。
●裏金、統一教会問題で注目の東京24区
過去最低の得票で萩生田氏当選
佐藤和雄
全国289ある小選挙区のなかで注目された一つが、東京24区(八王子市の大部分)だった。裏金問題で自民党非公認となった12人の一人であり、統一教会との深いつながりも報道された元自民党政調会長、萩生田光一氏の選挙区である。前回選挙では候補者の擁立もできなかった立憲民主党は、元参院議員であり、統一教会問題を最も深く長く取材してきた第一人者として知られる有田芳生氏を「刺客」として送り込んだ。激しい攻防の末、萩生田氏が何とか勝利を手にしたが、過去最低の得票には有権者が持つ自民党の裏金問題への怒りと、統一教会との関係への不信が反映されている。
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■介護保険制度開始から24年
●相次ぐ事業所の廃止
訪問介護の基本報酬引き下げで高齢者ネグレクト社会がやってくる
平舘英明
訪問介護の基本報酬削減が介護従事者に衝撃を与えている。ヘルパーの高齢化、低賃金、人手不足の三重苦に加え、介護事業所の廃止・休止も相次ぐ。東北地方の介護現場を訪ね歩いた。
●NPO法人「暮らしネット・えん」代表理事・小島美里さんに聞く
「今こそ、公費負担を増やすべきです」
聞き手/平舘英明
訪問介護の基本報酬削減の背景には何があるのか。介護保険はどうあるべきか。介護事業を行ない、そこから見えた福祉や介護の課題を発信するNPO法人代表の小島美里さんに聞いた。