• 発売日:2024/10/11
  • 出版社:金曜日
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週刊金曜日 (2024年10月2週目号) [雑誌]

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商品説明
■シリーズ「袴田さん無罪判決」
「はたして検察は控訴するのか」「『再審法』は改正されるのか」
「9・26」無罪判決を受けて、これからどうなる?

事件発生から58年にして、袴田巖さんにようやく無罪判決が。だが問題はこれで終わったわけではない。本号発売前日(10月10日)の控訴期限までに検察が控訴する可能性が残されているからだ。また仮に控訴せず無罪判決が確定したとしても、判決はもちろん、やり直しの裁判が行なわれるまでにこれだけ長い時間がかかったことの反省を、国会で動き始めた「再審法」の改正議論へとどうつなげるか。本号では以上2点について報告と考察を行なうこととした。

●超党派議連が今春発足、法務大臣に要望書
再審法の改正求めるもなお分厚い「法務省」の壁
佐藤和雄

「9・26」無罪判決を受けた形で弾みがつきそうなのが、国会における再審法(刑事訴訟法の再審制度の規定)の改正をめぐる議論だ。これまで多くの国会議員がその問題を認識しつつも行動を起こさなかった。が、袴田さんの再審開始、日弁連による強い働きかけにより今春ついに超党派議連が発足。すでに会合も重ねられているが、改正への道のりは容易ではなさそうだ。

●「再審開始・釈放」決定をした元裁判長や関係者らに取材
「判決は出た。では、ここから何が始まるのか?」
粟野仁雄

待望の無罪判決から3日後、袴田巖さんは集会の場に姿を見せて喜びを語った。だが控訴期限(10月10日)までは依然として予断を許さない状況が続く。以後も解決しなければならない課題は山積状態だ。10年前「裁判長」として再審と釈放を認める決定をした弁護士の村山浩昭さんや関係者の各氏に「いま私たちがなすべきこと」などを聞きながらまとめたレポート続報。

●映画『拳と祈り』笠井千晶監督に聞く
カメラが捉えた不屈の祈り

袴田巖さんを22年間追い続けたドキュメンタリー映画『拳と祈り ―袴田巖の生涯―』が完成、10月19日に公開される。監督は静岡放送の報道記者だった笠井千晶さん(49歳)。この映画を作るために独立し、奥行きのある映像表現を目指した笠井さんに、作品へ込めた思いを聞いた。

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■再被災で「元日に戻った」奥能登
なぜ「洪水浸水想定区域」に仮設住宅を建てたのか
吉永磨美

元日の大地震で被災した能登半島北部を豪雨が襲い、再び大きな被害をもたらした。自宅から避難したはずの仮設住宅でさらに被災し、なけなしの家財を失った人も。能登の被災が浮き彫りにしたこの国の課題とは。
目次
【特集】袴田巖さん 再審無罪
「9・26」判決を受けて、これからどうなる?

超党派議連が今春発足、法務大臣に要望書
再審法の改正求めるも なお分厚い「法務省」の壁●佐藤和雄

「再審開始・釈放」決定をした元裁判長や関係者らに取材
「判決は出た。では、ここから何が始まるのか?」●文・写真/粟野仁雄

映画『拳と祈り』笠井千晶監督に聞く
カメラが捉えた不屈の祈り

豪雨被害 再被災で「元日に戻った」奥能登
なぜ「洪水浸水想定区域」に仮設住宅を建てたのか●吉永磨美

学習指導要領を絶対化し、教育実践を「問題化」
文科省、自民党右派議員、『産経新聞』が今度は奈良教育大学付属小学校に介入●永尾俊彦

歓喜へのフーガ(34)
今回のお相手 小林 緑さん 国立音楽大学名誉教授
女性はソプラノ、アルト? 声の区分は近代化とともに、決めつけられてきた●聞き手/崔善愛

エイズ終焉の世界目標に向けた取り組み強化を要請
AIDS2024 ミュンヘンで開催 世界から2万人が集結●杉山正隆


きんようアンテナ
河村たかし名古屋市長が辞職のうえ衆院選立候補表明●井澤宏明
安田純平さん旅券裁判控訴審は2回目の口頭弁論で結審●佐藤和雄
クルド人ヘイト問題で市民ら埼玉県知事に条例制定要請●石橋 学
オンライン資格確認訴訟結審、医師ら義務化の違法訴え●竪場勝司
北海道で「笹の墓標強制労働博物館」開館記念式典●室田元美

沖縄科学技術大学院大学で研究者らが抗議行動
イスラエルとの提携 「学術ボイコット」を●前田高敬

不謹慎な旅(76) 蔵王県境移動事件 欺瞞の県境●写真・文/木村 聡

【提携連載企画】誰が私を拡散したのか38
Meta元エンジニアの告発 子どもの性被害対策拒んだ最高幹部たち●Tansa辻麻梨子

はまぐりのねごと(165)●中山千夏
なまくらのれん(252)●小室 等
写日記(252)●松元ヒロ

【『金曜日』で逢いましょう】古山彰子さん
核禁条約に関する翻訳本を出版 「核問題を自分事として考えて」●竪場勝司

持続可能な『週刊金曜日』を目指して
文聖姫・新発行人から読者のみなさまへ


くらしの泉
【食】拡大する食品アクセス問題
国も積極的に弱者救済施策を●垣田達哉

きんようぶんか
現代美術家・村田峰紀のライブドローイング
社会に身体性で向かい合う●桑原和久

【本】
『今日に抗う 過ぎ去らぬ人々』●田沢竜次
『ことばの番人』●長瀬 海
『連合赤軍 遺族への手紙』●五所純子
【映画】『花嫁はどこへ?』●さこうますみ
【音楽】『アメイジング・トシコ・アキヨシ』●藤田 正
【TVドキュメンタリー】●ワタナベ=アキラ

風速計
勝ち取った無罪判決 大きすぎる代償●雨宮処凛

それでもそれでもそれでも(606)●齋藤陽道

凱風快晴ときどき曇り(93)●内田 樹

さらん日記

ジェンダー情報●古川晶子

政治時評●三牧聖子

黒風白雨(95)●宇都宮健児

経済私考●佐々木実

読者会から

きんようびのはらっぱで(情報欄)

金曜日から

猫様(107)●想田和弘

言葉の広場
私の「元気めし」
料理の原点はキャンプから
「裏金・脱税を許さない」をどこまでも
沖縄での自民党総裁選と上川発言
裁判所の脱ブラックを
大谷選手の「50‐50」報道について
昔の国鉄なら
金曜川柳
9月の最優秀作品
イラストレーション
論考「日米安保」を考え直す!

今週の表紙
石川県輪島市宅田町の仮設住宅。9月の豪雨で床上浸水し、胸まで水に浸かったという。仮設住宅が建てられたのは「洪水浸水想定区域」。この危険な土地になぜ建てたのか。その理由・実情は、日本全体の被災時の課題を浮き彫りにした。(撮影/吉永磨美)
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