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  • 発売日:2011/01/26
  • 出版社:岩波書店
  • ISBN:9784000023276

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八ッ場ダム

八ッ場ダム

嶋津暉之
清澤洋子
通常価格 2,420 円(税込)
通常価格 セール価格 2,200 円
セール 売り切れ
  • 発売日:2011/01/26
  • 出版社:岩波書店
  • ISBN:9784000023276
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商品説明
八ツ場ダム 過去、現在、そして未来
目次
第1章 八ッ場ダム問題とは何なのか
 首都圏のダム問題/民主党のマニフェスト/政権発足直後の混乱/推進派による巻き返し/湖面1号橋/ダム予定地の地理条件/吾妻渓谷のダムサイト予定地/水没五地区/日の当たる川原畑/川原湯温泉/つくられた対立の構図

第2章 八ッ場ダム計画の歴史
 1 ダム構想の発端(昭和二〇年代から三〇年代へ) 
  最初の発表/“死の川”よみがえる/利根川上流ダム群の建設
 2 再浮上したダム計画(昭和四〇年代前半) 
  政治の影/住民の分裂/陳情合戦/予算計上/一進一退の攻防/一坪運動の挫折
 3 国策の推進――反対派町長誕生へ(昭和四〇年代中頃~) 
  群馬県の最初の生活再建案/群馬県議会,ダム推進へ/萩原作戦/絵に描いたボタ餅/土地収用法発動/角福戦争/揺れる長野原町/水源地域対策特別措置法/吾妻渓谷のダムサイト予定地/樋田町長の誕生
 4 歪められた公共性――生活再建案の作成へ(昭和四〇年代から五〇年代へ) 
  下流都県の協力体制/第二次建設省案/第三次フルプラン/清水県政と福田政権/疲弊する水没予定地/住民懇談会/国と県との腹話術/崩れた反対運動/群馬県の生活再建案
 5 生活再建事業が抱える矛盾(昭和六〇年代~) 
  温泉ボーリング/蛇の生殺し/代替地計画/消えた公社構想/リゾート法と生活再建策/萩原好夫のまちづくり計画
 6 消えることのないダムへの疑問(昭和年代から平成年代へ)
  豊田兄弟/下流域の反対運動/川原湯だより
 7 脱ダムの時代と迷走するダム計画(平成年代) 
  水源地域整備計画/八ッ場ダムを考える会/生活再建支援法案/補償基準の調印/事業費増額/首都圏における反対運動/八ッ場ダムからの撤退を求める住民訴訟/代替地交渉/破綻したダム計画/八ッ場あしたの会/政権交代

第3章 首都圏の住民にとっての八ッ場ダム計画
 1 八ッ場ダムの必要性を検証する――利水面からの検証
  水需要の減少と水源開発の進捗で水余りの時代へ/需要抑制の水行政が進められていれば当初から不要/暫定水利権の虚構/渇水のためにという話の虚構/現実から遊離したダム枯渇の計算/欧米の水事情の真相
 2 八ッ場ダムの必要性を検証する――治水面からの検証
  カスリーン台風再来時の八ッ場ダムの治水効果はゼロ/八ッ場ダムの治水効果は小さく,利根川の治水対策として意味をもたない/急がれる利根川の堤防強化対策
 3 ダム事業を推進するための基本高水流量
  カスリーン台風洪水の実績流量の誤り/植林と森林の生長による保水力の向上/机上の計算による基本高水流量の大幅引き上げ/現実性を喪失した基本高水流量/ダム事業縮小時代の治水計画目標流量/大洪水への備え
 4 八ッ場ダムをめぐる虚構と真実
  「八ッ場ダム建設事業に関する1都5県知事共同声明」の事実認識の誤り/共同声明の主張/気候変動の影響とは? 国交省による一〇〇年後の計算/最高級の水道水源「地下水」の切捨て/八ッ場ダムの二つの付随目的の偽り
 5 八ッ場ダムがもたらすもの
  ダム湖周辺の地すべりの危険性と崩落事故の続出/大滝ダムと滝沢ダムで続けられる地すべり対策/打越代替地の官製耐震偽装問題/ダムサイト基礎岩盤への不安/ダム本体工事費の大幅削減/若山牧水が愛した吾妻渓谷と周辺の自然/八ッ場ダムによって失われるもの/吾妻川の中和事業とヒ素問題/堆砂による八ッ場ダムの機能低下/八ッ場ダムの巨大事業費は国民の肩に

第4章 八ッ場ダム問題のこれからを考える
 1 八ッ場ダム予定地の現状
  関連工事の遅れ/ダム予定地の人口の急減
 2 政治の場での八ッ場ダム見直しへ
  ダム見直しの現実/八ッ場ダムはどうなるのか
 3 八ッ場ダムを中止させるまでの法的手続き
 4 ダム湖観光に将来はあるのか?――国と県の将来計画をあらためて検証する
  国と群馬県が示した現地再建計画/観光資源とは程遠い八ッ場ダム湖/美しい吾妻渓谷の喪失/川原湯温泉の泉源/ダム湖ができた場合の代替地の安全性への不安
 5 ダム中止後の生活再建――地域再生支援法と鳥取県の取組み「水没から再生へ」
  鳥取県の旧中部ダム予定地「水没から再生へ」/旧中部ダム予定地の振興策/ダム中止後の生活再建・地域再生支援法に求められること
 6 政治と私たちに求められていること

あとがき



八ッ場ダム関連年表
目次
第1章 八ッ場ダム問題とは何なのか
 首都圏のダム問題/民主党のマニフェスト/政権発足直後の混乱/推進派による巻き返し/湖面1号橋/ダム予定地の地理条件/吾妻渓谷のダムサイト予定地/水没五地区/日の当たる川原畑/川原湯温泉/つくられた対立の構図

第2章 八ッ場ダム計画の歴史
 1 ダム構想の発端(昭和二〇年代から三〇年代へ) 
  最初の発表/“死の川”よみがえる/利根川上流ダム群の建設
 2 再浮上したダム計画(昭和四〇年代前半) 
  政治の影/住民の分裂/陳情合戦/予算計上/一進一退の攻防/一坪運動の挫折
 3 国策の推進――反対派町長誕生へ(昭和四〇年代中頃~) 
  群馬県の最初の生活再建案/群馬県議会,ダム推進へ/萩原作戦/絵に描いたボタ餅/土地収用法発動/角福戦争/揺れる長野原町/水源地域対策特別措置法/吾妻渓谷のダムサイト予定地/樋田町長の誕生
 4 歪められた公共性――生活再建案の作成へ(昭和四〇年代から五〇年代へ) 
  下流都県の協力体制/第二次建設省案/第三次フルプラン/清水県政と福田政権/疲弊する水没予定地/住民懇談会/国と県との腹話術/崩れた反対運動/群馬県の生活再建案
 5 生活再建事業が抱える矛盾(昭和六〇年代~) 
  温泉ボーリング/蛇の生殺し/代替地計画/消えた公社構想/リゾート法と生活再建策/萩原好夫のまちづくり計画
 6 消えることのないダムへの疑問(昭和年代から平成年代へ)
  豊田兄弟/下流域の反対運動/川原湯だより
 7 脱ダムの時代と迷走するダム計画(平成年代) 
  水源地域整備計画/八ッ場ダムを考える会/生活再建支援法案/補償基準の調印/事業費増額/首都圏における反対運動/八ッ場ダムからの撤退を求める住民訴訟/代替地交渉/破綻したダム計画/八ッ場あしたの会/政権交代

第3章 首都圏の住民にとっての八ッ場ダム計画
 1 八ッ場ダムの必要性を検証する――利水面からの検証
  水需要の減少と水源開発の進捗で水余りの時代へ/需要抑制の水行政が進められていれば当初から不要/暫定水利権の虚構/渇水のためにという話の虚構/現実から遊離したダム枯渇の計算/欧米の水事情の真相
 2 八ッ場ダムの必要性を検証する――治水面からの検証
  カスリーン台風再来時の八ッ場ダムの治水効果はゼロ/八ッ場ダムの治水効果は小さく,利根川の治水対策として意味をもたない/急がれる利根川の堤防強化対策
 3 ダム事業を推進するための基本高水流量
  カスリーン台風洪水の実績流量の誤り/植林と森林の生長による保水力の向上/机上の計算による基本高水流量の大幅引き上げ/現実性を喪失した基本高水流量/ダム事業縮小時代の治水計画目標流量/大洪水への備え
 4 八ッ場ダムをめぐる虚構と真実
  「八ッ場ダム建設事業に関する1都5県知事共同声明」の事実認識の誤り/共同声明の主張/気候変動の影響とは? 国交省による一〇〇年後の計算/最高級の水道水源「地下水」の切捨て/八ッ場ダムの二つの付随目的の偽り
 5 八ッ場ダムがもたらすもの
  ダム湖周辺の地すべりの危険性と崩落事故の続出/大滝ダムと滝沢ダムで続けられる地すべり対策/打越代替地の官製耐震偽装問題/ダムサイト基礎岩盤への不安/ダム本体工事費の大幅削減/若山牧水が愛した吾妻渓谷と周辺の自然/八ッ場ダムによって失われるもの/吾妻川の中和事業とヒ素問題/堆砂による八ッ場ダムの機能低下/八ッ場ダムの巨大事業費は国民の肩に

第4章 八ッ場ダム問題のこれからを考える
 1 八ッ場ダム予定地の現状
  関連工事の遅れ/ダム予定地の人口の急減
 2 政治の場での八ッ場ダム見直しへ
  ダム見直しの現実/八ッ場ダムはどうなるのか
 3 八ッ場ダムを中止させるまでの法的手続き
 4 ダム湖観光に将来はあるのか?――国と県の将来計画をあらためて検証する
  国と群馬県が示した現地再建計画/観光資源とは程遠い八ッ場ダム湖/美しい吾妻渓谷の喪失/川原湯温泉の泉源/ダム湖ができた場合の代替地の安全性への不安
 5 ダム中止後の生活再建――地域再生支援法と鳥取県の取組み「水没から再生へ」
  鳥取県の旧中部ダム予定地「水没から再生へ」/旧中部ダム予定地の振興策/ダム中止後の生活再建・地域再生支援法に求められること
 6 政治と私たちに求められていること

あとがき



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