- 発売日:1993/01/01
- 出版社:岩波書店
- ISBN/JAN:9784000028059
目次
まえがき
序章
一 これまでの重要な研究
二 基本的視点と研究の方法
三 係り結びの構造(一)──対立的二系列
四 係り結びの構造(二)──上下の二類
第一章 二系列・二類の区別
一 二系列の区別
二 上下二類の区別
第二章 ハとモ
一 基本的用法
二 題目の提示、話の場の設定
三 用法の多様な展開
1 テハとテモ
2 クハとクモ──「再審」の機構
3 動詞の連用形を承けるハとモ
4 疑問詞を承けるハ
5 併立肯定のモ
6 文末にあるハとモ
四 ズハの解釈
第三章 コソ(付シ)
一 奈良時代の已然形の機能──順接と逆接
二 「コソ─已然形」の呼応。ド型・ノニ型
三 単純な強調への展開
1 已然形の機能の弱まり
2 「コソ─形容詞連体形」の呼応
3 シコソ──単純な強調
四 古今集以後のコソ
五 宇津保物語の成立論とコソ
六 源氏物語の成立論とコソ
七 コソとコソハ
八 鎌倉・室町時代のコソ
九 付説(一)──シについて
一〇 付説(二)──シモについて
1 奈良時代のシモ
2 平安時代のシモ
第四章 ゾとナム
一 ゾの係り結びの成立
1 ゾの清濁
2 終助詞のゾは教示・報知・説明
3 終助詞ゾの倒置
二 ゾを含む文の文型
1 ハとゾとの組合せの文型
2 接続助詞とゾとの組合せの文型
三 源氏物語の中のゾ
四 鎌倉・室町時代のゾ
1 格助詞との複合形
2 ゾの係り結びの衰退
五 奈良時代のナモの意味と用法
六 平安時代のナム
七 鎌倉・室町時代のナム
第五章 カとヤ
一 奈良時代のカ
二 奈良時代のヤ
1 文末のヤ
2 文中のヤ
三 平安時代のカとヤ
1 カからヤへの移行──古今集に見る
2 ヤの変質──源氏物語に見る
四 鎌倉・室町時代のカとヤ
1 時代的変化と文体の個性
2 助詞カの用法の年代的変化
3 助詞ヤの用法の変化
終章 古典語から近代語ヘ
一 係り結びとはいったい何だったのか
二 係り結びはいかにして亡びたか
三 係り結びの亡びた後はどうなったか
注
あとがき
引用歌索引
序章
一 これまでの重要な研究
二 基本的視点と研究の方法
三 係り結びの構造(一)──対立的二系列
四 係り結びの構造(二)──上下の二類
第一章 二系列・二類の区別
一 二系列の区別
二 上下二類の区別
第二章 ハとモ
一 基本的用法
二 題目の提示、話の場の設定
三 用法の多様な展開
1 テハとテモ
2 クハとクモ──「再審」の機構
3 動詞の連用形を承けるハとモ
4 疑問詞を承けるハ
5 併立肯定のモ
6 文末にあるハとモ
四 ズハの解釈
第三章 コソ(付シ)
一 奈良時代の已然形の機能──順接と逆接
二 「コソ─已然形」の呼応。ド型・ノニ型
三 単純な強調への展開
1 已然形の機能の弱まり
2 「コソ─形容詞連体形」の呼応
3 シコソ──単純な強調
四 古今集以後のコソ
五 宇津保物語の成立論とコソ
六 源氏物語の成立論とコソ
七 コソとコソハ
八 鎌倉・室町時代のコソ
九 付説(一)──シについて
一〇 付説(二)──シモについて
1 奈良時代のシモ
2 平安時代のシモ
第四章 ゾとナム
一 ゾの係り結びの成立
1 ゾの清濁
2 終助詞のゾは教示・報知・説明
3 終助詞ゾの倒置
二 ゾを含む文の文型
1 ハとゾとの組合せの文型
2 接続助詞とゾとの組合せの文型
三 源氏物語の中のゾ
四 鎌倉・室町時代のゾ
1 格助詞との複合形
2 ゾの係り結びの衰退
五 奈良時代のナモの意味と用法
六 平安時代のナム
七 鎌倉・室町時代のナム
第五章 カとヤ
一 奈良時代のカ
二 奈良時代のヤ
1 文末のヤ
2 文中のヤ
三 平安時代のカとヤ
1 カからヤへの移行──古今集に見る
2 ヤの変質──源氏物語に見る
四 鎌倉・室町時代のカとヤ
1 時代的変化と文体の個性
2 助詞カの用法の年代的変化
3 助詞ヤの用法の変化
終章 古典語から近代語ヘ
一 係り結びとはいったい何だったのか
二 係り結びはいかにして亡びたか
三 係り結びの亡びた後はどうなったか
注
あとがき
引用歌索引
