はじめに
Ⅰ 原爆は人間に何をもたらしたか
1 人類史上初めての核兵器被害
2 人間として死ぬことも、生きることも許さない——原爆の反人間性
3 原爆は人間と共存できない——絶対悪の兵器
Ⅱ ふたたび被爆者をつくらないために——被団協運動のあゆみ
1 被害者自らの立ち上がり——日本被団協の結成
2 原爆被害者援護法の要求と原爆二法の成立
3 一九七七年NGO国際シンポジウム——被爆者運動飛躍の契機
4 「基本懇」の「受忍」論と「原爆被害者の基本要求」
5 核兵器は廃絶するしかない——被団協独自の国際活動
6 日本被団協と国連
7 「受忍」できない原爆被害——「国家補償」を求めて
8 ヒバクシャ国際署名——核兵器禁止条約への道
Ⅲ 核兵器も戦争もない世をめざして——核時代をのりこえる人間の生き方
1 「被爆国」政府が核兵器禁止条約に署名しないのはなぜ?
2 「被爆国」日本の政府の責任とわたしたち
おわりに
参考文献
《略年表》日本被団協のあゆみ