• 発売日:2025/10/06
  • 出版社:岩波書店
  • ISBN:9784002711140
通常価格 748 円(税込)
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  • 発売日:2025/10/06
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商品説明
内部被曝・低線量被曝をめぐる不都合な真実が、被害を封じ込め、心の病の扱いをしてきた。5人のジャーナリストが現場の声を聞き、80年の歴史を辿る。核開発と並行して誕生した国際機関・研究者集団が恐れていたものとは。「誤差」として覆い隠した実態とは。世界の核被害の中に位置づけ直し、分断されてきた被害者をつなぐために。
目次
 はじめに

1 体験したこと、語りきれない被害
 1 広島から
 2 長崎から
 3 福島から
 4 太平洋で被ばくした船員たち
 コラム 被曝量・放射線の単位

2 内部被曝の認定をめぐる争点
 1「黒い雨」訴訟と内部被曝
 2 長崎被爆体験者訴訟の線引き
 コラム 血液・歯からさぐる船員の被曝量
 コラム 甲状腺がんと原発事故

3 「影響なし」とする神話を越えて
 1 「100ミリシーベルト」神話
 コラム ABCC(原爆傷害調査委員会)とは
 2 黙殺される内部被曝
 3 封じられた“誤差”が物語る船員被曝調査の実態
 4 進む研究

4 被曝影響を封じ込めてきたのは何者か
 1 職業病としての放射線障害防止を目的とした時期(1928〜1950年)
 2 核兵器開発・核軍拡政策に沿う被曝管理を目的とした時期 (1951〜1957年)
 3 核開発に加えて原子力開発が目的の中に入った時期(1958〜1976年)
 4 反原発運動が発展して経済的・政治的に推進策を補強する被曝防護策が必要になった時期(1977年〜)
 5 被曝への恐れを封じ込める「広報機関」

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