- 発売日:1968/12/25
- 出版社:岩波書店
- ISBN:9784004000037
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商品説明
万葉秀歌 下
目次
従属選出歌
巻 第 八
石激る垂水の上の(志貴皇子・一四一八)
神奈備の伊波瀬の杜の(鏡王女・一四一九)
うち靡く春来るらし(尾張連・一四二二)
春の野に菫採みにと(山部赤人・一四二四)
百済野の萩の古枝に(山部赤人・一四三一)
蝦鳴く甘南備河に(厚見王・一四三五)
平常に聞くは苦しき(大伴坂上郎女・一四四七)
波の上ゆ見ゆる児島の(笠金村・一四五四)
神名火の磐瀬の杜の(志貴皇子・一四六六)
夏山の木末の繁に(大伴家持・一四九四)
夕されば小倉の山に(舒明天皇・一五一一)
今朝の朝け雁がね聞きつ(穂積皇子・一五一三)
秋の田の穂田を雁がね(聖武天皇・一五三九)
夕月夜心も萎に(湯原王・一五五二)
あしひきの山の黄葉(大伴書持・一五八七)
大口の真神の原に(舎人娘子・一六三六)
沫雪のほどろほどろに(大伴旅人・一六三九)
吾背子と二人見ませば(光明皇后・一六五八)
巻 第 九
巨椋の入江響むなり(柿本人麿歌集・一六九九)
さ夜中と夜は深けぬらし(柿本人麿歌集・一七〇一)
うちたをり多武の山霧(柿本人麿歌集・一七〇四)
御食むかふ南淵山の(柿本人麿歌集・一七〇九)
落ちたぎち流るる水の(作者不詳・一七一四)
楽浪の比良山風の(柿本人麿歌集・一七一五)
泊瀬河夕渡り来て(柿本人麿歌集・一七七五)
旅人の宿りせむ野に(遣唐使随員の母・一七九一)
潮気たつ荒磯にはあれど(柿本人麿歌集・一七九七)
巻 第 十
ひさかたの天の香具山(柿本人麿歌集・一八一二)
子等が名に懸けのよろしき(柿本人麿歌集・一八一八)
春霞ながるるなべに(作者不詳・一八二一)
春されば樹の木の暗の(作者不詳・一八七五)
春日野に煙立つ見ゆ(作者不詳・一八七九)
百礒城の大宮人は(作者不詳・一八八三)
春雨に衣は甚く(作者不詳・一九一七)
卯の花の咲き散る岳ゆ(作者不詳・一九七六)
真葛原なびく秋風(作者不詳・二〇九六)
秋風に大和へ越ゆる(作者不詳・二一二八)
朝にゆく雁の鳴く音は(作者不詳・二一三七)
山の辺にい行く猟夫は(作者不詳・二一四七)
秋風の寒く吹くなべ(作者不詳・二一五八)
秋萩の枝もとををに(作者不詳・二一七〇)
九月の時雨の雨に(作者不詳・二一八〇)
大坂を吾が越え来れば(作者不詳・二一八五)
吾が門の浅茅色づく(作者不詳・二一九〇)
さを鹿の妻喚ぶ山の(作者不詳・二二二〇)
思はぬに時雨の雨は(作者不詳・二二二七)
さを鹿の入野のすすき(作者不詳・二二七七)
あしひきの山かも高き(柿本人麿歌集・二三一三)
巻向の檜原もいまだ(柿本人麿歌集・二三一四)
あしひきの山道も知らず(柿本人麿歌集・二三一五)
吾が背子を今か今かと(作者不詳・二三二三)
はなはだも夜深けてな行き(作者不詳・二三三六)
巻 第 十 一
新室を踏み鎮む子し(柿本人麿歌集・二三五二)
長谷の五百槻が下に(柿本人麿歌集・二三五三)
愛しと吾が念ふ妹は(柿本人麿歌集・二三五五)
朝戸出の君が足結を(柿本人麿歌集・二三五七)
垂乳根の母が手放れ(柿本人麿歌集・二三六八)
人の寐る味宿は寐ずて(柿本人麿歌集・二三六九)
朝影に吾が身はなりぬ(柿本人麿歌集・二三九四)
行けど行けど逢はぬ妹ゆゑ(柿本人麿歌集・二三九五)
朱らひく膚に触れずて(柿本人麿歌集・二三九九)
恋ひ死なば恋ひも死ねとや(柿本人麿歌集・二四〇一)
恋ふること慰めかねて(柿本人麿歌集・二四一四)
山科の木幡の山を(柿本人麿歌集・二四二五)
大船の香取の海に(柿本人麿歌集・二四三六)
ぬばたまの黒髪山の(柿本人麿歌集・二四五六)
我背子に吾が恋ひ居れば(柿本人麿歌集・二四六五)
山萵苣の白露おもみ(柿本人麿歌集・二四六九)
垂乳根の母が養ふ蚕の(柿本人麿歌集・二四九五)
垂乳根の母に障らば(作者不詳・二五一七)
苅薦の一重を敷きて(作者不詳・二五二〇)
振分の髪を短み(作者不詳・二五四〇)
念はぬに到らば妹が(作者不詳・二五四六)
斯くばかり恋ひむものぞと(作者不詳・二五四七)
相見ては面隠さるる(作者不詳・二五五四)
人も無き古りにし郷に(作者不詳・二五六〇)
偽も似つきてぞする(作者不詳・二五七二)
早行きて何時しか君を(作者不詳・二五七九)
面形の忘るとならば(作者不詳・二五八〇)
あぢき無く何の枉言(作者不詳・二五八二)
奥山の真木の板戸を(作者不詳・二六一六)
月夜よみ妹に逢はむと(作者不詳・二六一八)
燈のかげに耀ふ(作者不詳・二六四二)
難波人葦火焚く屋の(作者不詳・二六五一)
馬の音のとどともすれば(作者不詳・二六五三)
窓ごしに月おし照りて(作者不詳・二六七九)
彼方の赤土の小屋に(作者不詳・二六八三)
潮満てば水沫に浮ぶ(作者不詳・二七三四)
朝柏閏八河辺の(作者不詳・二七五四)
あしひきの山沢回具を(作者不詳・二七六〇)
蘆垣の中の似児草(作者不詳・二七六二)
道のべのいつしば原の(作者不詳・二七七〇)
神南備の浅小竹原の(作者不詳・二七七四)
さ寝かにば誰とも宿めど(作者不詳・二七八二)
山吹のにほへる妹が(作者不詳・二七八六)
こもりづの沢たづみなる(作者不詳・二七九四)
人言を繁みと君を(作者不詳・二七九九)
あしひきの山鳥の尾の(作者不詳・二八〇二)
巻 第 十 二
わが背子が朝けの形(柿本人麿歌集・二八四一)
愛しみ我が念ふ妹を(柿本人麿歌集・二八四三)
山河の水陰に生ふる(柿本人麿歌集・二八六二)
朝去きて夕は来ます(作者不詳・二八九三)
玉勝間逢はむといふは(作者不詳・二九一六)
幼婦は同じ情に(作者不詳・二九二一)
今は吾は死なむよ我背(作者不詳・二九三六)
吾が齢し衰へぬれば(作者不詳・二九五二)
ひさかたの天つみ空に(作者不詳・三〇〇四)
能登の海に釣する海人の(作者不詳・三一六九)
あしひきの片山雉(作者不詳・三二一〇)
巻 第 十 三
相坂をうち出でて見れば(作者不詳・三二三八)
敷島の日本の国に(作者不詳・三二四九)
川の瀬の石ふみ渡り(作者不詳・三三一三)
巻 第 十 四
夏麻引く海上潟の(東 歌・三三四八)
筑波嶺に雪かも降らる(東 歌・三三五一)
信濃なる須賀の荒野に(東 歌・三三五二)
天の原富士の柴山(東 歌・三三五五)
足柄の彼面此面に(東 歌・三三六一)
ま愛しみさ寝に吾は行く(東 歌・三三六六)
武蔵野の小岫が雉(東 歌・三三七五)
鳰鳥の葛飾早稲を(東 歌・三三八六)
信濃路は今の墾道(東 歌・三三九九)
吾が恋はまさかも悲し(東 歌・三四〇三)
上毛野安蘇の真麻むら(東 歌・三四〇四)
伊香保ろのやさかの堰に(東 歌・三四一四)
下毛野みかもの山の(東 歌・三四二四)下毛野安蘇の河原よ(東 歌・三四二五)
鈴が音の早馬駅の(東 歌・三四三九)
おもしろき野をばな焼きそ(東 歌・三四五二)
稲舂けば皹る我が手を(東 歌・三四五九)
あしひきの山沢人の(東 歌・三四六二)
植竹の本さへ響み(東 歌・三四七四)
麻苧らを麻笥に多に(東 歌・三四八四)
児もち山若かへるでの(東 歌・三四九四)
高き峰に雲の着く如す(東 歌・三五一四)
我が面の忘れむ時は(東 歌・三五一五)
昨夜こそは児ろとさ宿しか(東 歌・三五二二)
防人に立ちし朝けの(東歌・防人・三五六九)
葦の葉に夕霧立ちて(東歌・防人・三五七〇)
巻 第 十 五
あをによし奈良の都に(作者不詳・三六〇二)
わたつみの海に出でたる(作者不詳・三六〇五)
百船の泊つる対馬の(新羅使・三六九七)
天離る鄙にも月は(新羅使・三六九八)
竹敷のうへかた山は(新羅使・大蔵麿・三七〇三)
あしひきの山路越えむと(狭野茅上娘子・三七二三)
君が行く道の長路を(狭野茅上娘子・三七二四)
あかねさす昼は物思ひ(中臣宅守・三七三二)
帰りける人来れりと(狭野茅上娘子・三七七二)
巻 第 十 六
春さらば挿頭にせむと(壮士某・三七八六)
事しあらば小泊瀬山の(娘子某・三八〇六)
安積山影さへ見ゆる(前の采女某・三八〇七)
寺寺の女餓鬼申さく(池田朝臣・三八四〇)
仏造る真朱足らずは(大神朝臣・三八四一)
法師らが鬚の剃杭(作者不詳・三八四六)
吾が門に千鳥しば鳴く(作者不詳・三八七三)
巻 第 十 七
あしひきの山谷越えて(山部赤人・三九一五)
降る雪の白髪までに(橘諸兄・三九二二)
たまくしげ二上山に(大伴家持・三九八七)
婦負の野の薄おし靡べ(高市黒人・四〇一六)
珠洲の海に朝びらきして(大伴家持・四〇二九)
巻 第 十 八
あぶら火の光に見ゆる(大伴家持・四〇八六)
天皇の御代栄えむと(大伴家持・四〇九七)
この見ゆる雲ほびこりて(大伴家持・四一二三)
雪の上に照れる月夜に(大伴家持・四一三四)
巻 第 十 九
春の苑くれなゐにほふ(大伴家持・四一三九)
春まけて物がなしきに(大伴家持・四一四一)
もののふの八十をとめ等が(大伴家持・四一四三)
あしひきの八峰の雉(大伴家持・四一四九)
丈夫は名をし立つべし(大伴家持・四一六五)
この雪の消のこる時に(大伴家持・四二二六)
韓国に往き足らはして(多治比鷹主・四二六二)
新しき年の始に(道祖王・四二八四)
春の野に霞たなびき(大伴家持・四二九〇)
わが宿のいささ群竹(大伴家持・四二九一)
うらうらに照れる春日に(大伴家持・四二九二)
巻 第 二 十
あしひきの山行きしかば(元正天皇・四二九三)
木の暗の繁き尾の上を(大伴家持・四三〇五)
我が妻も画にかきとらむ(防 人・四三二七)
大君の命かしこみ(防 人・四三二八)
百隈の道は来にしを(防 人・四三四九)
蘆垣の隈所に立ちて(防 人・四三五七)
大君の命かしこみ(防 人・四三五八)
筑波嶺のさ百合の花の(防 人・四三六九)
あられ降り鹿島の神を(防 人・四三七〇)
ひなぐもり碓日の坂を(防 人・四四〇七)
防人に行くは誰が夫と(防人の妻・四四二五)
小竹が葉のさやぐ霜夜に(防 人・四四三一)
雲雀あがる春べとさやに(大伴家持・四四三四)
剣刀いよよ研ぐべし(大伴家持・四四六七)
現身は数なき身なり(大伴家持・四四六八)
いざ子ども戯わざな為そ(藤原仲麿・四四八七)
大き海の水底深く(石川女郎・四四九一)
初春の初子の今日の(大伴家持・四四九三)
水鳥の鴨の羽の色の(大伴家持・四四九四)
池水に影さへ見えて(大伴家持・四五一二)
あらたしき年の始めの(大伴家持・四五一六)
改版に際して
巻 第 八
石激る垂水の上の(志貴皇子・一四一八)
神奈備の伊波瀬の杜の(鏡王女・一四一九)
うち靡く春来るらし(尾張連・一四二二)
春の野に菫採みにと(山部赤人・一四二四)
百済野の萩の古枝に(山部赤人・一四三一)
蝦鳴く甘南備河に(厚見王・一四三五)
平常に聞くは苦しき(大伴坂上郎女・一四四七)
波の上ゆ見ゆる児島の(笠金村・一四五四)
神名火の磐瀬の杜の(志貴皇子・一四六六)
夏山の木末の繁に(大伴家持・一四九四)
夕されば小倉の山に(舒明天皇・一五一一)
今朝の朝け雁がね聞きつ(穂積皇子・一五一三)
秋の田の穂田を雁がね(聖武天皇・一五三九)
夕月夜心も萎に(湯原王・一五五二)
あしひきの山の黄葉(大伴書持・一五八七)
大口の真神の原に(舎人娘子・一六三六)
沫雪のほどろほどろに(大伴旅人・一六三九)
吾背子と二人見ませば(光明皇后・一六五八)
巻 第 九
巨椋の入江響むなり(柿本人麿歌集・一六九九)
さ夜中と夜は深けぬらし(柿本人麿歌集・一七〇一)
うちたをり多武の山霧(柿本人麿歌集・一七〇四)
御食むかふ南淵山の(柿本人麿歌集・一七〇九)
落ちたぎち流るる水の(作者不詳・一七一四)
楽浪の比良山風の(柿本人麿歌集・一七一五)
泊瀬河夕渡り来て(柿本人麿歌集・一七七五)
旅人の宿りせむ野に(遣唐使随員の母・一七九一)
潮気たつ荒磯にはあれど(柿本人麿歌集・一七九七)
巻 第 十
ひさかたの天の香具山(柿本人麿歌集・一八一二)
子等が名に懸けのよろしき(柿本人麿歌集・一八一八)
春霞ながるるなべに(作者不詳・一八二一)
春されば樹の木の暗の(作者不詳・一八七五)
春日野に煙立つ見ゆ(作者不詳・一八七九)
百礒城の大宮人は(作者不詳・一八八三)
春雨に衣は甚く(作者不詳・一九一七)
卯の花の咲き散る岳ゆ(作者不詳・一九七六)
真葛原なびく秋風(作者不詳・二〇九六)
秋風に大和へ越ゆる(作者不詳・二一二八)
朝にゆく雁の鳴く音は(作者不詳・二一三七)
山の辺にい行く猟夫は(作者不詳・二一四七)
秋風の寒く吹くなべ(作者不詳・二一五八)
秋萩の枝もとををに(作者不詳・二一七〇)
九月の時雨の雨に(作者不詳・二一八〇)
大坂を吾が越え来れば(作者不詳・二一八五)
吾が門の浅茅色づく(作者不詳・二一九〇)
さを鹿の妻喚ぶ山の(作者不詳・二二二〇)
思はぬに時雨の雨は(作者不詳・二二二七)
さを鹿の入野のすすき(作者不詳・二二七七)
あしひきの山かも高き(柿本人麿歌集・二三一三)
巻向の檜原もいまだ(柿本人麿歌集・二三一四)
あしひきの山道も知らず(柿本人麿歌集・二三一五)
吾が背子を今か今かと(作者不詳・二三二三)
はなはだも夜深けてな行き(作者不詳・二三三六)
巻 第 十 一
新室を踏み鎮む子し(柿本人麿歌集・二三五二)
長谷の五百槻が下に(柿本人麿歌集・二三五三)
愛しと吾が念ふ妹は(柿本人麿歌集・二三五五)
朝戸出の君が足結を(柿本人麿歌集・二三五七)
垂乳根の母が手放れ(柿本人麿歌集・二三六八)
人の寐る味宿は寐ずて(柿本人麿歌集・二三六九)
朝影に吾が身はなりぬ(柿本人麿歌集・二三九四)
行けど行けど逢はぬ妹ゆゑ(柿本人麿歌集・二三九五)
朱らひく膚に触れずて(柿本人麿歌集・二三九九)
恋ひ死なば恋ひも死ねとや(柿本人麿歌集・二四〇一)
恋ふること慰めかねて(柿本人麿歌集・二四一四)
山科の木幡の山を(柿本人麿歌集・二四二五)
大船の香取の海に(柿本人麿歌集・二四三六)
ぬばたまの黒髪山の(柿本人麿歌集・二四五六)
我背子に吾が恋ひ居れば(柿本人麿歌集・二四六五)
山萵苣の白露おもみ(柿本人麿歌集・二四六九)
垂乳根の母が養ふ蚕の(柿本人麿歌集・二四九五)
垂乳根の母に障らば(作者不詳・二五一七)
苅薦の一重を敷きて(作者不詳・二五二〇)
振分の髪を短み(作者不詳・二五四〇)
念はぬに到らば妹が(作者不詳・二五四六)
斯くばかり恋ひむものぞと(作者不詳・二五四七)
相見ては面隠さるる(作者不詳・二五五四)
人も無き古りにし郷に(作者不詳・二五六〇)
偽も似つきてぞする(作者不詳・二五七二)
早行きて何時しか君を(作者不詳・二五七九)
面形の忘るとならば(作者不詳・二五八〇)
あぢき無く何の枉言(作者不詳・二五八二)
奥山の真木の板戸を(作者不詳・二六一六)
月夜よみ妹に逢はむと(作者不詳・二六一八)
燈のかげに耀ふ(作者不詳・二六四二)
難波人葦火焚く屋の(作者不詳・二六五一)
馬の音のとどともすれば(作者不詳・二六五三)
窓ごしに月おし照りて(作者不詳・二六七九)
彼方の赤土の小屋に(作者不詳・二六八三)
潮満てば水沫に浮ぶ(作者不詳・二七三四)
朝柏閏八河辺の(作者不詳・二七五四)
あしひきの山沢回具を(作者不詳・二七六〇)
蘆垣の中の似児草(作者不詳・二七六二)
道のべのいつしば原の(作者不詳・二七七〇)
神南備の浅小竹原の(作者不詳・二七七四)
さ寝かにば誰とも宿めど(作者不詳・二七八二)
山吹のにほへる妹が(作者不詳・二七八六)
こもりづの沢たづみなる(作者不詳・二七九四)
人言を繁みと君を(作者不詳・二七九九)
あしひきの山鳥の尾の(作者不詳・二八〇二)
巻 第 十 二
わが背子が朝けの形(柿本人麿歌集・二八四一)
愛しみ我が念ふ妹を(柿本人麿歌集・二八四三)
山河の水陰に生ふる(柿本人麿歌集・二八六二)
朝去きて夕は来ます(作者不詳・二八九三)
玉勝間逢はむといふは(作者不詳・二九一六)
幼婦は同じ情に(作者不詳・二九二一)
今は吾は死なむよ我背(作者不詳・二九三六)
吾が齢し衰へぬれば(作者不詳・二九五二)
ひさかたの天つみ空に(作者不詳・三〇〇四)
能登の海に釣する海人の(作者不詳・三一六九)
あしひきの片山雉(作者不詳・三二一〇)
巻 第 十 三
相坂をうち出でて見れば(作者不詳・三二三八)
敷島の日本の国に(作者不詳・三二四九)
川の瀬の石ふみ渡り(作者不詳・三三一三)
巻 第 十 四
夏麻引く海上潟の(東 歌・三三四八)
筑波嶺に雪かも降らる(東 歌・三三五一)
信濃なる須賀の荒野に(東 歌・三三五二)
天の原富士の柴山(東 歌・三三五五)
足柄の彼面此面に(東 歌・三三六一)
ま愛しみさ寝に吾は行く(東 歌・三三六六)
武蔵野の小岫が雉(東 歌・三三七五)
鳰鳥の葛飾早稲を(東 歌・三三八六)
信濃路は今の墾道(東 歌・三三九九)
吾が恋はまさかも悲し(東 歌・三四〇三)
上毛野安蘇の真麻むら(東 歌・三四〇四)
伊香保ろのやさかの堰に(東 歌・三四一四)
下毛野みかもの山の(東 歌・三四二四)下毛野安蘇の河原よ(東 歌・三四二五)
鈴が音の早馬駅の(東 歌・三四三九)
おもしろき野をばな焼きそ(東 歌・三四五二)
稲舂けば皹る我が手を(東 歌・三四五九)
あしひきの山沢人の(東 歌・三四六二)
植竹の本さへ響み(東 歌・三四七四)
麻苧らを麻笥に多に(東 歌・三四八四)
児もち山若かへるでの(東 歌・三四九四)
高き峰に雲の着く如す(東 歌・三五一四)
我が面の忘れむ時は(東 歌・三五一五)
昨夜こそは児ろとさ宿しか(東 歌・三五二二)
防人に立ちし朝けの(東歌・防人・三五六九)
葦の葉に夕霧立ちて(東歌・防人・三五七〇)
巻 第 十 五
あをによし奈良の都に(作者不詳・三六〇二)
わたつみの海に出でたる(作者不詳・三六〇五)
百船の泊つる対馬の(新羅使・三六九七)
天離る鄙にも月は(新羅使・三六九八)
竹敷のうへかた山は(新羅使・大蔵麿・三七〇三)
あしひきの山路越えむと(狭野茅上娘子・三七二三)
君が行く道の長路を(狭野茅上娘子・三七二四)
あかねさす昼は物思ひ(中臣宅守・三七三二)
帰りける人来れりと(狭野茅上娘子・三七七二)
巻 第 十 六
春さらば挿頭にせむと(壮士某・三七八六)
事しあらば小泊瀬山の(娘子某・三八〇六)
安積山影さへ見ゆる(前の采女某・三八〇七)
寺寺の女餓鬼申さく(池田朝臣・三八四〇)
仏造る真朱足らずは(大神朝臣・三八四一)
法師らが鬚の剃杭(作者不詳・三八四六)
吾が門に千鳥しば鳴く(作者不詳・三八七三)
巻 第 十 七
あしひきの山谷越えて(山部赤人・三九一五)
降る雪の白髪までに(橘諸兄・三九二二)
たまくしげ二上山に(大伴家持・三九八七)
婦負の野の薄おし靡べ(高市黒人・四〇一六)
珠洲の海に朝びらきして(大伴家持・四〇二九)
巻 第 十 八
あぶら火の光に見ゆる(大伴家持・四〇八六)
天皇の御代栄えむと(大伴家持・四〇九七)
この見ゆる雲ほびこりて(大伴家持・四一二三)
雪の上に照れる月夜に(大伴家持・四一三四)
巻 第 十 九
春の苑くれなゐにほふ(大伴家持・四一三九)
春まけて物がなしきに(大伴家持・四一四一)
もののふの八十をとめ等が(大伴家持・四一四三)
あしひきの八峰の雉(大伴家持・四一四九)
丈夫は名をし立つべし(大伴家持・四一六五)
この雪の消のこる時に(大伴家持・四二二六)
韓国に往き足らはして(多治比鷹主・四二六二)
新しき年の始に(道祖王・四二八四)
春の野に霞たなびき(大伴家持・四二九〇)
わが宿のいささ群竹(大伴家持・四二九一)
うらうらに照れる春日に(大伴家持・四二九二)
巻 第 二 十
あしひきの山行きしかば(元正天皇・四二九三)
木の暗の繁き尾の上を(大伴家持・四三〇五)
我が妻も画にかきとらむ(防 人・四三二七)
大君の命かしこみ(防 人・四三二八)
百隈の道は来にしを(防 人・四三四九)
蘆垣の隈所に立ちて(防 人・四三五七)
大君の命かしこみ(防 人・四三五八)
筑波嶺のさ百合の花の(防 人・四三六九)
あられ降り鹿島の神を(防 人・四三七〇)
ひなぐもり碓日の坂を(防 人・四四〇七)
防人に行くは誰が夫と(防人の妻・四四二五)
小竹が葉のさやぐ霜夜に(防 人・四四三一)
雲雀あがる春べとさやに(大伴家持・四四三四)
剣刀いよよ研ぐべし(大伴家持・四四六七)
現身は数なき身なり(大伴家持・四四六八)
いざ子ども戯わざな為そ(藤原仲麿・四四八七)
大き海の水底深く(石川女郎・四四九一)
初春の初子の今日の(大伴家持・四四九三)
水鳥の鴨の羽の色の(大伴家持・四四九四)
池水に影さへ見えて(大伴家持・四五一二)
あらたしき年の始めの(大伴家持・四五一六)
改版に際して
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