序章 民法改正とは ──直近の改正作業をふまえて
第1章 日本の民法改正
1 三つの民法典
2 近時の立法状況
3 平成民法へ?
第2章 諸外国の民法改正
1 ローマ法からナポレオン法典へ
2 フランス民法典の神話化とその後の改革
3 ヨーロッパの民法編纂と最近の状況
4 東アジアの民法編纂と最近の状況
5 小括──民法改正を考える視点
a 改正の原因・目的
b 改正の態様
c 改正の担い手
第3章 民法改正をどのように行うか
1 誰が改正するか
2 どのような手続きによるか
3 誰のための民法典か
4 どのような編成にするか
第4章 民法改正はどこへ
1 債権法改正がめざすもの ──「契約による社会」の構想
2 債権法改正につづくもの──人格の保護のために
3 さらに、その先へ──「市民の法」へ
結章 民法典を持つということ ──社会の構成原理としての民法典
おわりに
参考文献