• 発売日:2018/07/23
  • 出版社:岩波書店
  • ISBN:9784004317296

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戦国大名と分国法

戦国大名と分国法

通常価格 1,012 円(税込)
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  • 発売日:2018/07/23
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商品説明
戦国大名と分国法
目次
はじめに――分国法の世界へ
 分国法への招待
 大名はつらいよ
 分国法の基礎知識

第一章 結城政勝と「結城氏新法度」―― 大名と家臣たち
 乱世の子
 「新法度」制定の背景
 奇妙な法律
 羅列された条文
 法の未熟さ
 ゴリ押しする家臣たち
 炎上する喧嘩
 戦場のカオス
 家臣への諮問
 家臣と大名の合意
 「古法」の吸収
 大名への忠節
 政勝のいらだち
 その後の結城家

第二章 伊達稙宗と「塵芥集」―― 自力救済と当事者主義
 “独眼竜”の曽祖父
 「塵芥集」と「御成敗式目」
 連想と借用
 たった一人の戦い
 誤訳と直訳
 「塵芥集」の個性
 復讐と法律
 「生口」を探せ
 冤罪の晴らし方
 生口捕縛の修羅場
 落とし物のゆくえ
 「万民を育むため」
 稙宗の有頂天
 伊達天文の乱
 稙宗の夢のあと

第三章 六角承禎・義治と「六角氏式目」―― 戦国大名の存在理由
 石垣と楽市の先進性
 先進地域の分国法
 異形の分国法
 大名を縛る法
 父子二重権力
 日本版マグナ・カルタ
 「徳政」としての分国法
 抵抗する民衆
 手ごわい村々
 自力救済から裁判へ
 訴訟手続き法
 戦国大名の存在理由

第四章 今川氏親・義元と「今川かな目録」―― 分国法の最高傑作
 最強の戦国大名は誰か?
 室町時代の地政学
 「かな目録」の謎
 影の制定者は寿桂尼か?
 臨終の床での分国法制定?
 「あとがき」に記された噓
 共同作業で生まれた法
 寄物・寄船の法
 中分の法思想
 喧嘩両成敗法
 社会と切り結んだ法
 新しい「国家」
 今川義元の登場
 「かな目録」の修正
 下人の家族
 戦国大名宣言
 「国民」の創生
 義元の統治構想
 桶狭間の悲運

第五章 武田晴信と「甲州法度之次第」――家中法から領国法へ
 駒井高白斎の原案
 「かな目録」の引用ミス
 晴信と家臣たち
 「非理法権天」
 二六条本から五五条本へ
 「自由」と「姦謀」
 五五条本はいつできた?
 新たなバージョンアップ
 村と戦国大名
 借銭法度と晴信の死闘
 家中法から領国法へ

終 章 戦国大名の憂鬱
 分国法のねらい
 分国法のパラドックス
 法廷の現実
 戦場と法廷のジレンマ
 分国法はいらなかった
 彼らが歴史に遺したもの

 参考文献
 あとがき
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