• 発売日:2025/02/17
  • 出版社:岩波書店
  • ISBN:9784006023652

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司馬遼󠄁太郎の「跫音」

司馬遼󠄁太郎の「跫音」

通常価格 1,243 円(税込)
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商品説明
「人間にとってその人生は作品である。この立場で私は小説を書いている」――そう記した司馬遼太郎の人生は、どのような作品だったのか。その読み解きと、戦後知識人たちと対話する姿勢から、歴史小説家としての、また文明批評家としての、歴史と人間の物語に対する透徹したまなざしが、いま浮き彫りになる。
目次
 序――「歴史青春小説家」から「憂国」の人へ

「思想嫌い」という思想

司馬遼󠄁太郎と「戦後知識人」群像
 一、仕事の主脈のひとつとしての対談・座談
 二、言葉の共同作業を尊ぶ心
 三、教養の厚い岩盤
 四、「陰鬱な不機嫌」とは生来無縁の人、自律の人
 五、視野広くあろうとする意志
 六、「ひとびとの跫音」に耳を澄ます
 七、「関西人」という生きかた
 八、「合理の人」のもうひとつの側面
 九、「絶対」という観念のない風土で書く
 十、「人間の営み」という物語を生きる

大阪的作家の「計量」と「俯瞰」の文学

西郷という巨大な謎

「坂の上」から見通した風景

あの、元気だった大阪

 あとがき
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