はじめに
Ⅰ 高山と虫に魅せられて
ペシャワールとの縁
二〇〇一年十月、衆議院
髭と帽子
伯父火野葦平
洗礼と論語素読
川筋の気質
家族に対する情
対人恐怖症
精神の転機
典型的な日本人主婦
宗教の「共通性」
Ⅱ アフガニスタン、命の水路
よみがえる大地
「時差」四時間半
マドラッサ
家 族
命の重さ
自爆テロ
後始末
流れ弾があたる
安全の限界
参議院、二〇〇八年十一月
Ⅲ パシュトゥンの村々
復讐の掟
「戦争」の名分
現地スタッフの変化
ただ一人残って
精神のよりどころ
丸腰の米兵が水路を掘れば
リウマチ熱、カイバル峠
Ⅳ やすらぎと喜び
日々の楽しみ
生きものたち
これからの見通し
「情を交わす」ハトの目
縁の下の力持ち
一人の父親
アフガンの再生
運命にみちびかれて
あとがき……………澤地久枝
あとがきに添えて……………中村 哲
岩波現代文庫版あとがき……………澤地久枝
[現地スタッフからの便り1] 中村先生の魂は我々と共に……………ジアウルラフマン
[現地スタッフからの便り2] ドクターサーブ中村の意志を継いで生きていきます……………ハッジデラワルハーン
付録……………中村医師関連著書等