第一章 精神医学と精神症状
精神医学の特色/客観的評価の難しさ/臓器としての脳 ほか
第二章 精神疾患の分類
精神医学の悪用/障害年金と不正受給/障害という誤解/診断と病名の境界 ほか
第三章 精神科における診断基準
精神疾患の国際分類/ICD-10の特徴/DSM-5のカテゴリー ほか
第四章 精神医学の歴史
精神医療と収容/魔女裁判/フロイトの帝国/向精神薬とDSM/日本の精神医療 ほか
第五章 統合失調症
幻覚と妄想/精神科に入院/統合失調症の類型/非定型精神病とパラフレニー ほか
第六章 躁うつ病とうつ病
躁うつ病とは何か躁うつ病の分類/うつ病と薬物療法/自分は癌に違いない ほか
第七章 発達障害
自閉症/言葉が遅い子/アスペルガー障害/ド・ゴール大統領/ADHD ほか
第八章 精神疾患と犯罪
責任能力/殺人事件/恐怖か殺意か/「措置入院」の弊害/精神保健法から医療観察法へ ほか
第九章 精神科とクスリ
向精神薬/薬の副作用/抗精神病薬/幻覚妄想状態/新規抗うつ薬/SSRIの副作用/薬物依存 ほか
第十章 精神科と医療費
医療費の問題/医療崩壊/保険診療/疾患の重要性/うつ病のDALY ほか