第一章 アフリカの黎明
無文字社会のメッセージ
描かれた緑のサハラ
クシュとアクスム
アラブと結ぶ海上の道
バントゥ族の拡散
サハラ以南の農耕
仮面と守護霊
アフリカの金属加工技術
技術の進歩と停滞
第二章 初期国家の形成
サハラを越える交易
ガーナ帝国の繁栄と滅亡
スワヒリ文化の形成
黄金の帝国マリ
西アフリカ史を育んだ川
練り土の城壁が守った手工業都市
”地域”の文化を超えるもの
第三章 黒人帝国と植民地化
ヨーロッパ人の到来
ソンガイ帝国の崩壊とハウサ商人の活躍
東アフリカ大湖地方の王国
南アフリカへの入植
狩り出される黒い肌
マダガスカルの王国
王権を生まないイボ社会
西洋世界の衝撃がもたらしたもの
第四章 新たなアフリカを求めて
列強の侵攻と抵抗
”ヨーロッパの大陸”へ
「黒人であること」の自覚と連帯
アフリカという地域から世界史へ
あとがき
文献案内