はじめに
初めての句会
ひとりで作っていたけれど
選句は責任重大
知らなかった、季重なり
句会に出てみてわかること
言葉に意識的になる
人の評にはヒントがたくさん
機会詩とはなんぞや
季語の選び方は「勘」?
月並ということ
造語はご法度
新語は使えるか
いろいろな「私」
正直ははじまり
「見たまま」は出発点
兼題に興がわかないとき
外へ出てみる
新しい視点を持つには
うまくうそをつく
まっすぐに詠む
見ていること、見ているように
なじみのない季語
思い出や想像をもとに
景の見える句、見えない句
写生の考え方
目は鍛えられるもの
楽しみと屈託と
類想って何だろう
どこかで読んだ句
類想を疑えば
文化は模倣といわれるが
披講に挑戦
質感や風土のある句
「ふまえる」という方法
机上で作る危うさ
他者の評にゆだねる
似たような句を前にも出した
自己模倣に陥っている?
句会を離れて独立し得るか
点が入ることよりも
上五の字余り
読む人と共同で
とられなかった句に学ぶ
投句 この一年
選句 この一年
人の営み
切ることを考える──小澤實先生を迎えて
二十四節季を詠む難しさ
漢字一字の題詠は
挨拶の句、あっぱれ
季語の本然を知る
切る場合、切らない場合
「友情の文学」
いざ、吟行──八田木枯先生の「二十三区吟行会」に参加して
持ち物と服装は
見て、見て、見てる?
なんと迷子に!
二回めの吟行
日頃の筋トレが欠かせない
命きらめく
席題に挑戦
初参加から一年過ぎて
一語一文字に必然性
席題はこうして行う
短冊回し、袋回し、帳面回し
季語の楽しみ
季語は不自由?
個人の枠を超えて
改めて本意とは
つかず離れずの加減
詠まれるのを待っている!
文庫版あとがき