まえがき
一 ミレー家の人々
二 故郷グリュシー──少年時代
三 感性を育んだ豊かな環境
四 シェルブールからパリへ──修業時代
五 不遇なパリ時代
六 ルーヴル美術館──巨匠との対話
七 美術学校と仲間たち
八 故郷へ、そしてシェルブール
九 シェルブールとル・アーヴルでの活動
十 再びパリ。官展に出品
十一 初めての成功《箕をふるう人》
十二 バルビゾンへ出発
十三 《種をまく人》、そして祖母と母の死
十四 窮乏生活の中での制作
十五 グレヴィルへの旅
十六 一八五五年の万国博覧会へ出品
十七 試練と貧窮の生活が続く
十八 《落穂拾い》、賞讃と誤解の狭間で
十九 たび重なる苦難に立ち向かう
二十 珠玉の名画《晩鐘》
二十一 一八六〇年代、充実した時代
二十二 再び攻撃と非難の渦の中で
二十三 ミレーの挑戦──一八六三年の官展
二十四 古典文学と詩への傾倒
二十五 装飾画の依頼
二十六 テオドール・ルソーとの友情
二十七 美術愛好家ガヴェとの友情
二十八 妹の死、妻の病気
二十九 一八六七年万国博覧会での成功
三十 レジオン・ドヌール勲章の受章
三十一 晩年のミレー評
三十二 普仏戦争下のミレー
三十三 評論家シルヴェストルの手紙
三十四 最晩年の制作活動
三十五 高まる評価
三十六 一八七五年、ミレーの死
参考資料
芸術に関する覚え書き
あとがき
文庫版へのあとがき
年表
図版一覧