大人だって子供のように泣いていいし、心の健康には時に不健康な食べ物が必要だ。くすっと笑える文体に潜む本質が読み手を刺す「ゆる生活哲学」エッセイ!
10年選手の安い器と一度も使っていない高い器、どっちが価値が高いのだろう。
子供はワンワン泣いても不自然じゃないのに、大人になるとこっそり静かに泣くべきという風潮があるのはどうして?
モノマネを極めたら「狂気」と「愛」は隣あわせの行為ではないかと気づいた
AIに健康管理してもらっていると「餌付け」されているのではと思えてくる etc.……
ふと立ち止まって生まれた生活の疑問・考察・変化をユーモラスに描く20編。
思い返してみれば、生活には、愛おしさがたくさんちりばめられていて、その一つひとつが発見の連続であり、試練のようなものであることに気づいたのだ。
現在未来の不確実性を恐れないこと、変容を恐れないこと、多面的で彩りがある世界の姿を素直に、誠実に、そして軽やかな愛おしさを持って受け入れること。
口で言うことは簡単だが、並大抵のことではない。だからこそ、試練と言えるのかもしれないし、僕は言葉の力を信じたいと思っている。(あとがきより)
目次
見えすぎるのが怖い
生活ゾンビは夜な夜なジャムを煮詰める
つまらなくて詰まらない
狂気と愛は隣あわせ
オーロラの器と曇天の器
ひとりでも大丈夫だけど誰かと大丈夫になりたい
おなかよわよわリーマン
無印良品の女性店員の抜け殻
愛のパスワード
アイ・マイ・ミー脱毛
お寺の座禅の回し者
アルゴリズムを越えてゆけ
名前の知らない担当美容師
姐さん警察
ジジイ発酵計画
一瞬で、
歩行ソムリエ
居場所、いらっしゃい
涙は生きているんだって