野球少年たちの多くが目標とする高校野球の聖地「甲子園」。ここでは、毎年春と夏に高校球児たちの熱い戦いが繰り広げられるが、甲子園で輝くのは出場した選手だけではない。「アルプス」と呼ばれる一塁側と三塁側のスタンド席でチームを応援する「控え選手」たちもまた同様である。彼らは、けがや実力不足など、さまざまな理由でベンチ入りは叶わなかったものの、悔しさやふがいなさを抱え葛藤しながらも、全力でチームを支える。本書は、強豪高校野球部に所属する、レギュラーと同様かそれ以上にドラマチックな彼らの物語である。
【現阪神タイガース・湯浅選手も共感コメントも掲載!】
「自分の思い通りにならなくても、
『なりたい』と思っている夢や目標を閉ざさない方がいい」
かつて甲子園の舞台でベンチ入りを逃した現阪神タイガース・湯浅選手も共感。巻末には原点となる高校時代を語ったSPインタビューも収録している。