• 発売日:2014/11/19
  • 出版社:講談社
  • ISBN:9784062882903

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闘うための哲学書

闘うための哲学書

通常価格 1,100 円(税込)
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商品説明
プラトン、アリストテレス、デカルト、ルソー、ヘーゲル、ウェーバー、ハイデッガー、アーレント、サルトル、ストロース、ロールズ、福澤諭吉、西田幾多郎……。古今東西の古典をどう読むか。1970年生まれの行動する哲学者ふたりが、22冊の古典を前に、そのおもしろさ、奥深さを語り尽くす。知的興奮必至の知の入門書。


古典とは、頭を鍛え、人間社会を学ぶ最強の教材だ!

哲学とは、ものごとの本質を言葉を使って探究する学問である。
だから哲学者とは「言葉の職人」である。
そのなかでも歴史に残る職人たちの仕事が、
いまの私たちでも読むことができる「古典」である。
哲学史を紐解くとは、こうした職人たちの仕事を追体験し、
それによって私たちの言葉に磨きをかけることにほかならない。

プラトン、アリストテレス、デカルト、ルソー、ヘーゲル、ウェーバー、
ハイデッガー、アーレント、サルトル、ストロース、ロールズ、
福澤諭吉、西田幾多郎……。

古今東西の古典をどう読むか。
1970年生まれの行動する哲学者ふたりが、
22冊の古典を前に、そのおもしろさ、奥深さを語り尽くす。
知的興奮必至の知の入門書。
目次
はじめに
一冊目 『饗宴』プラトン(前四二七~前三四七年) 愛するとはどういうことか?
 新橋の飲み屋のサラリーマンたちは哲学を実践している!?/エロスとは完璧なものを求めるエネルギーか/人は死ぬという厳然たる原理から生まれるエロス
二冊目 『ニコマコス倫理学』アリストテレス(前三八四~前三二二年) 善く生きるとはどういうことか?
 現実主義者アリストテレス/共同体と友愛/何が善かは共同体が決める/いま、アリストテレスの倫理学が注目される理由/理想を語るより人間を取り巻く条件を重視せよ
三冊目 『方法序説』ルネ・デカルト(一五九六~一六五〇年) 私とは誰か?
 近代哲学はここから始まった/すべてを疑った先に残った私の意識/自我から出発したことの弊害/われわれはいまでもデカルトを超えていない/自己啓発書、人生論としても読める哲学書
四冊目 『リヴァイアサン』トマス・ホッブズ(一五八八~一六七九年) 国家とは何か?
 社会契約説で国家の暴力の独占を説明/自らの権利を王に委ねるということ/社会契約とは強者との支配‐服従契約/民主主義国家成立の原理に遡る
五冊目 『統治二論』ジョン・ロック(一六三二~一七〇四年) 自分の財産は自分のものか?
 私有財産の保護から見た社会契約説/国家なくして法と権利は守られるのか/貨幣と国家が諸悪の根源?
六冊目 『社会契約論』ジャン=ジャック・ルソー(一七一二~七八年) 死刑は必要か?
 人民自らが支配する社会をイメージした社会契約説/死刑を肯定するロジック/全体意志と一般意志/一般意志を抽出するのは政府か
七冊目 『国家論』バールーフ・デ・スピノザ(一六三二~七七年) なぜいじめはなくならないのか?
 人間はとるに足らない存在というところから出発する哲学/人間はもともといじめをする存在か?/解決策は処罰か啓蒙か/権力が取り締まれるのは人間の行為まで
八冊目 『永遠平和のために』イマヌエル・カント(一七二四~一八〇四年) 戦争はなくせるのか?
 国家連合による平和構想/カントはなぜ世界政府を構想しなかったのか?/公用語採用か母語で決定することを重視するか/悪しき理想主義/利己心から実現する理想

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