最古にして最高の歴史=文学。
そのドラマチックな神話世界を
原文に忠実にコミカライズ
現代的視点から大胆に解釈
日本再生のヒントがここにある!
近年の考古学の進展により、日本人の文化の根源がはるか縄文時代に行き着くことがわかってきた。信仰も、縄文人のアニミズムが多神教となって継承されている。世界のほとんどの国々が〈強い唯一神〉をもつ一神教へ「脱皮」していったのに、日本人が多神教的な習俗を変えようとしなかったのはなぜか。
〈目次〉
・『古事記』への招待
・『古事記』をめぐる日本地図
・神々の系譜
第1章 天地創造
初発の神々
黄泉国訪問
天の岩屋戸
解説 八百万の神とは何か
第2章 出雲の国譲り
八俣の大蛇退治
稲羽の素兎
出雲の国譲り
解説 出雲神話の本当の意味
第3章 天孫降臨
天孫降臨
海幸山幸神話
解説 ヤマト建国の実像
第4章 神武東征
伊波礼毘古命の東征
解説 神武天皇の正体
終 章 天照大神は男だったのか
三輪山説話
解説 三輪の神と伊勢の神
・本書に登場する神々
・天皇の系図
・『古事記』の中下巻には何が描かれているのか