庵野秀明・岩井俊二・新海誠へと至る新たな日本映画史を描く!
日本映画の黄金期はいつでしょうか? 従来の日本映画史では、映画が無声からトーキーへと移行し、溝口健二・小津安二郎らが活躍した三〇年代が「第一の黄金期」、映画が大衆娯楽の中心になり、黒澤明・溝口健二らが国際的な巨匠となった五〇年代が「第二の黄金期」とされてきました。しかし、それから半世紀以上が経ち、大ヒット日本映画が続々と登場している現在、日本映画史には新たな見方が求められています。本書では、庵野秀明・岩井俊二・新海誠らがメジャー化した二〇一〇年代を「第三の黄金期」とし、デジタル化やメディアミックス以降に到来した新しい映画文化の姿、その想像力へと至る日本映画の系譜を描き出します!
*本書目次より抜粋
はじめにーー1896/1995/2016/2026
第一部 二一世紀の日本映画
第一章 二一世紀の「日本映画」の誕生ーー庵野、岩井、新海の時代
第二章 現代日本映画の起源としての「一九九五年」ーー『エヴァ』『Love Letter』のデジタル的想像力
第三章 「明るさ」の現代日本映画史ーー大林宣彦と青山真治
第二部 日本映画史を読み直す
第四章 「日本映画」の成立ーーふたつのモダニズム
第五章 庵野と岩井の日本映画史ーー市川崑、岡本喜八に見る日本映画のマンガ・アニメ性
第六章 オルタナティヴな日本映画史ーーもうひとつの「ヌーヴェル・ヴァーグ」
おわりにーーポスト日本映画史をいかに読み解くか
参考文献
あとがき