あの津波から十四年、それでも――必ず、引き揚げるから。
南部潜りの体得を目指す十二人の高校生と世界の海を知る海洋学者が繰り広げるひと夏の奇蹟。
直球ど真ん中の青春小説!
ベルギー育ちの日本人海洋学者・一次弓夏は、岩手県最北端に位置する北三陸高校に臨時教諭としてやってきた。
世界中の海を渡り歩く彼女は、日本の教育制度に縛られない形で高校生に“潜り”の神髄を伝えようとする。
海に眠る宝を見つけたい、海の中が一番自然体でいられる、海に沈んだままの母を見つけたい――。
“南部潜り”に青春をかける12人の学生たちと破天荒教師の交流を描く青春小説。