• 発売日:2011/06/07
  • 出版社:小学館
  • ISBN:9784094086218

読み込み中…

香港の甘い豆腐

香港の甘い豆腐

通常価格 503 円(税込)
通常価格 セール価格 503 円(税込)
SALE 売り切れ
  • 発売日:2011/06/07
  • 出版社:小学館
  • ISBN:9784094086218
ネットストア在庫 詳細
    読み込み中...
My店舗在庫
    My店舗登録で在庫確認と店舗お受け取りのご利用が可能になります。(要ログイン)
  • 在庫表示のサンプル
商品説明
初めて訪れた香港で知る、私の出生の秘密。

学校に行っていないことが母親に発覚し、厳しく詰問されていた女子高生の彩。その母親との諍いのの最中に、うっかり口にした、「どうせ父親も知らないから」という言葉がきっかけで、母親は突然、半ば強引に彩を香港へと連れ出す。どうやら彩の父親はいま香港にいるらしい。生まれてからこのかた彩には父親という存在の影すらなかった。自分がうまくいかないことの全ては、そのせいではないかと思っていた。頭が悪いのも、溌剌としていないのも、夢がないのも、希望がないのも、全部。とはいえ父親に会いたいとは一度も思ったことがなかった。そんな彩の気持ちも知らない母親が、彩に唐突に訊く。「懐かしい感じ、する?」「するわけないじゃん、香港になんか来たことないのに」。すると母親は「遺伝子には町の記憶は入ってないのね」と思いもかけないことを口にした。もしかして、私の父親は日本人ではないのだろうか、香港の人? そう疑問に感じ動揺する彩だったが、熱気と活気に溢れる香港の街、そして力強い響きを持つ広東語に惹かれるうちに、少しずつ気持ちがほどけていく。

【編集担当からのおすすめ情報】
長編小説『ピエタ』で話題の著者が、香港を舞台に母と娘の交流を描いた名作小説、待望の文庫化。
詳細を表示する

カスタマーレビュー

honto本の通販ストアのレビュー(0件)

並び順:
1/1ページ

最近チェックした商品