世界15カ国で翻訳!
ハリウッドで映画化進行中!
極貧のインド人青年が、愛する人を追って、ひとり自転車でインドからスウェーデンを目指して旅に出た。
世界中を静かな感動で包み込む奇跡の実話。
インドからスウェーデンまで、ひとり自転車で最愛の人を追いかけた真実の物語が、世界中で注目されている。
インド東部の村で生まれた主人公PKは、インドの階級社会で最下層の「不可触民」として差別を受けて育ち。学校では教室内に入れてもらえずベランダから授業を受け、寺院に近づくと石を投げられた。
そんな彼の唯一の支えは、生まれたときに村の占星術師から告げられた「結婚相手はとおい国の女性だ」という予言だった。
絵心があったPKは、奨学金を得てニューデリーの美大に進学する。しかし、仕送りが期待できない彼は公園で外国人観光客を相手に肖像画を描き、細々と生き延びていた。
そこに現れたのが、スウェーデン人旅行者のロッタだった。彼女は幼い頃にインドの映像を見て東洋に憧れ、「象使いの男」と出会うのが夢だった。二人は一目ぼれし、PKの村に行って1975年12月17日、結婚式を挙げる。
しかし、旅行者であり、大学卒業もしていなかったロッタは帰国してしまう。
1970年代、極貧生活を送る彼に車は買えない。飛行機代はもちろん、長距離バスの乗車賃も払えない。
そして、大学卒業後、インドに戻ってくるはずのロッタも戻ってこない。
そこで何としても彼女と再会すると決意したPKは、持ち物すべてを売り払ったお金でオンボロ自転車一台を買い、その自転車に乗ってインドからスウェーデンまで旅に出たーー。
幾多の困難の襲われるPK。しかし、そのたびに、一途な想いに感動した現地の人々やヒッピーたちに助けられ、約束の地に近づいていくのだった。
1977年5月28日、とうとうスウェーデンにたどり着き、再会をはたす二人。
PKはスウェーデンの高校で美術教師を、ロッタは音楽教師を務め、二人の子どもにも恵まれる。
そして、現在も仲睦まじく、スウェーデンの湖畔で暮らしている。
第1章:予言
第2章:変遷
第3章:長旅
第4章:帰還