カーネギー賞受賞作家カチャ・ベーレンが贈る、
ライトな冒険ファンタジー!
ロンドンの女の子クレムと、
同じ団地に住むザラ、アッシュの
三人は、
〈テムズ川宝さがしクラブ〉の
メンバーだ。
テムズ川わきの博物館が主宰している
このクラブの活動は、川岸の泥のなかから
さまざまながらくたを拾うこと。
中には百年くらい前の
パイプやコインもある。
ある日、クレムが
金属の輪っかを拾うと、
マンホールや床のひび割れから
水があふれ、川は荒れ、
街に異変が広がる。
なぞめいた博物館長の
オズワルドさんに、
輪っかを川へ返すよう命じられ、
三人は魔法のマントで川底へ。
川底には、ロンドンとよく似た街が
広がり、たくさんの魚や貝など
水の生き物たちが暮らしていた。
でも、輪っかを「返す」といっても、
誰にどう返せばいいのか…。
三人は、巻き貝やウナギの海賊王に出会い、ピンチをむかえつつ、
ついに輪っかの持ち主をつきとめ…?
今、世界でもっとも勢いのある
児童文学作家のひとり
カチャ・ベーレンが贈る、
ライトな冒険ファンタジー!