指定規則の改正に基づき、MRI、超音波検査、眼底撮影という主要な3分野を体系的に網羅したテキスト。
●2021年(令和3年)の「診療放射線技師学校養成所指定規則」の大幅な改正により、従来の診療画像機器学はX線とそれ以外の機器(MRI、超音波、眼底撮影)に分けて教えることになった。本書は、後者のMRI(磁気共鳴画像法)、超音波検査、そして近年その重要性が増している眼底撮影という、非電離放射線を用いた主要な3分野を体系的に網羅したテキスト。
●MRIでは、核磁気共鳴の基礎原理から、装置を構成するハードウェア、高度なパルスシーケンスの設計、さらには脂肪抑制や拡散・灌流といった応用技術まで、臨床現場で必須となる知識を網羅。単なる装置操作の習得に留まらず、画像コントラストが形成される物理的背景を深く理解することを目指している。
●超音波では、音響物理学の基礎から最新の装置構造、そして臨床における撮像の実際までを詳述した。動態をリアルタイムにとらえる超音波検査において、技師が装置の特性を理解し、いかにして診断価値の高い画像を引き出すかに焦点を当てている。
●眼底撮影では、視覚の生理学的意義から始まり、OCT(光干渉断層計)を含む最新の撮影機器の原理、臨床における疾患のとらえ方までを体系化した。
【目次】
第1章 総論―診療画像検査学・診療画像機器学の展望と変革
第2章 磁気共鳴と緩和現象
第3章 機器・装置構成
第4章 パルスシーケンス・撮影パラメータ・画像コントラスト
第5章 傾斜磁場・k空間・画像再構成
第6章 脂肪抑制
第7章 拡散・灌流
第8章 MRA
第9章 MRI用造影剤
第10章 応用技術
第11章 アーチファクト
第12章 MRI検査における安全性
第13章 精度管理・性能評価試験
第14章 超音波診断装置
第15章 眼底撮影機器