私が捨てられたのは、なぜですか?
シンデレラ・ストーリーの決定版!
実の母の顔すら知らず、幼少期を施設で過ごしたベル。
10歳で養父母に引き取られたが、愛情を感じたことは一度もなく、
養家での暮らしはとてもつらい日々だった。
養父母の死後、彼女は実の母はイタリア人だと聞いて、
自分の出自を知りたい一心でイタリアへ飛び、手がかりをさがし始めた。
そんななか、黒髪とグレーの瞳の銀行家の男性と出逢い、
ベルは闇のプリンスのような美しく危険な魅力を持つ彼に惹かれる。
「僕はレオナルド・ディ・マラテスタ。マラテスタ伯爵の長男だ」
だがレオナルドと話すうち、思いもしなかった事実が明らかになる――
ベルの母は貴族の生まれで、なんと、彼の継母だったのだ!
まさか私がイタリア貴族の血を引いていたなんて! 驚くベルですが、母がこれまでに娘をさがそうとした形跡がないことや、捨てた娘が現れたら母に迷惑がかかるだろうことを思い、帰国しようとします。そんな彼女を、魅力的な義理の兄レオナルドが引き留め……。