2009年4月に設立された新しい学会「西行学会」の機関誌、「西行学」の第六号です。
この学会は、「巨人」「自由人」たる西行を発見すべく、文学、宗教、歴史、地理、民俗、芸能、説話伝承等、ジャンルを超えて、「西行学」の名の下に、開かれた場を作ろうとするものです。
越境する西行、脱領域する西行を、「西行学」の名の下に再構築していきます。
本号は、大会講演記録3本、大会シンポジウム「伊勢と西行」の記録2本を収録。また、冬季福島猪苗代大会の講演記録は2本、シンポジウム「天満宮と西行」の記録2本を収録。他に4本の研究論文、【西行ノート】【分野別西行研究史概観】【西行文献目録】【西行学の名著】【書評】など、「西行学」としての輪郭を構築すべくぬかりなく各所へ目を配った内容となっています。ぜひ一度お手にとってご覧下さい。