振り子車両、燃料電池車両、防音対策、信号装置、交通系ICカード、自動運転……戦後~平成期における、「日本の鉄道を一変させた画期的な技術革新」をやさしく、わかりやすく解説。
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目次
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1章 車両性能を革新した鉄道技術
振り子車両…カーブ通過時の車両の高速化と乗り心地向上を実現
空気バネによる車体傾斜制御…低コストで振り子式に劣らない快適性を確保
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2章 快適性を向上させた鉄道技術
可変座席…国鉄が編み出したアイディアが民鉄で花開いた
ユニバーサル車両…多目的室・車椅子スペースの拡大で誰もが快適に過ごせるように
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3章 安全性を深化させた鉄道技術
新幹線のATC信号の進化…新幹線開業は信号システムにも革命を起こした
3線軌道用ATC…共用区間の安全確保のために開発された技術
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4章 娯楽性を創出した鉄道技術
ジョイフルトレイン…旅行客に「鉄道に乗る楽しみ」を提案した特別仕様車両
展望車の進化…事業者や車種、運行線区により多彩なコンセプトの車両が活躍
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5章 利便性に磨きをかけた鉄道技術
自動改札機…数々の難題を飽くなきチャレンジ精神で突破
交通系ICカード…運賃支払いの変革は21世紀とともに始まった
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6章 円滑な運行を実現させた鉄道技術
除雪作業の進化…豪雪地帯の鉄道は、雪とどう格闘してきたのか
寝台列車の運用…長くはつづかなかった昼夜兼用車両の栄華
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7章 設備の増強に寄与した鉄道技術
荷物輸送事業…見直されつつある貨物列車・荷物列車の利便性
営業車検測…ドクターイエローに代わる新時代の動的設備検測とは