• 発売日:2025/01/27
  • 出版社:勁草書房
  • ISBN:9784326351954

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投票の倫理学 下

投票の倫理学 下

見崎 史拓 (翻訳)
柴田 龍人 (翻訳)
榊原 清玄 (翻訳)
通常価格 3,300 円(税込)
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  • 発売日:2025/01/27
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商品説明
みなが選挙にいけばよい、というものではない! 何となくの常識にとらわれず、私たちが投票すべき理由について根本から問い直す。

「市民には投票する道徳的義務がある」「投票率は高ければ高いほどよい」「自分が良いと思った候補者に自由に投票してかまわない」こうした常識を正面から疑い、真剣に投票すること、また投票を棄権することの意味を深く緻密に考える。私たちは投票にあたっていかなる態度を取るべきなのか。極めてアクチュアルな政治的・倫理的考察。

【原著】Jason Brennan, The Ethics of Voting(Princeton University Press, 2011)
目次
第四章 追従と棄権
 反論:棄権は智者政をもたらしてしまうのではないか?
 反論:棄権は自律性の喪失を引き起こす
 反論:優れた投票者に常に追従すべきなのか?
 反論:投票するのに博士号が必要に?
 反論:貧困にあえぐマイノリティに対する道徳的剥奪
 我々は投票する権利を制限すべきなのか?
 なぜ代わりに投票者を教育しないのか?

第五章 共通善のために
 投票の目的
 リベラルは共通善を信じることができるか?
 共通善とは何か?
 なぜ我々は共通善のために投票すべきなのか?
 政治の見えざる手?
 最善を目指すか、あるいは十分でよしとするか?
 戦略的投票と共通善
 結 論

第六章 票の売買
 票の売買は間違いなのか?
 有償パフォーマンスとしての票の販売
 票の売却に対して関連性のない複数の反論
 票の正しい売買についての複数の事例
 良い投票は人々を害するか?
 無関心な投票者
 商品化と取引阻止
 常識を再検討する
 良いことをしない者に金銭を与える
 悪い投票者の良い振る舞いに金銭を与える
 結 論

第七章 投票者はどれだけうまく振る舞うのか?
 実際の投票者
 (ナショナリスト的で)社会志向的な投票
 合理的な無知
 知識は投票者の選択に変化をもたらすか?
 集計の奇跡?
 系統的な誤りと合理的な非合理性
 誰が反対者に耳を傾けるのか?
 結論:投票をより良いものにする

【ペーパーバック版へのあとがき】
 上手な投票の仕方
 なぜ我々はまずい投票をしてしまうのか?
 解決策
 良いニュース

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訳者あとがき
文 献
人名索引
事項索引
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