今も人気があり、評価高い4冊の児童書、『小公子』『小公女』「秘密の花園』『消えた王子』の作者、フランシス・ホジソン・バーネット(18491924)の伝記。
バーネット作品の主人公たちと同様に、バーネット自身も貧困のどん底から名声と称賛と富を手にするまで、運命の大きな転換を経験した。この伝記は、当時まだ数少なかった女性作家の栄光と失意に満ちた波乱の生涯を辿り、成功のもたらす苦悩と、幸せが手からすりぬけていく人生の皮肉を、ドラマティックに共感をこめて描き出す。
【目次】
はしがき・謝辞
1 パーティーの準備 18491865年
2 目的は報酬です 18651873年
3 もっと高い枝の栗の実を求めて 18741881年
4 誰からも愛される人気者 18821886年
5 イギリスの作家たちから感謝される 18871889年
6 死と医者 18891892年
7 社交の世界 18921895年
8 演劇に関する情況 18961899年
9 驚くべき結婚 19901907年
10最後の歳月 19081924年
著者 アン・スウェイトAnn Thwaite について
訳者あとがき
参考文献