現代社会において我々は、誰もが部下を持つ「上司」である。
「上司の心得」のエキスパートである田中角栄元総理の言行より、
やがて来る「コロナ後」の社会でも活用できる数多の心得を紹介。
【もくじ】
第1章 「親分力」の磨き方
●後藤田正晴いわく、「田中さんは“部下に花を持たせる”達人だった」
●「ひけらかさない」器量こそ“男の粋”。人が集まる
●上司の致命傷は、「指示のブレと前言撤回」の二つ ほか
第2章 「交渉力の極意」
●通産官僚が「当代一流の弁舌能力」と舌を巻いた、田中通産相
●「握手の効用」を軽視すべからず
●「角栄節」が教えるスピーチ説得術の5ヵ条 ほか
第3章 人材育成の奥義
●「叱り上手」を目指せ。ただし、押さえどころを見誤るな
●「自分の言葉」で話せ。借りものは、一発で見抜かれる
●田中の「殺し文句」に、石破茂が泣いた日 ほか
第4章 「心理戦争」社会の勝者を目指す
●「気に入らない相手」とも、全力で向き合う勇気があるかどうか
●「マッチ箱事件」で見せた上司としての素直さ
●「フルネーム」での声がけは、意外な信頼感、親近感を生む ほか