彼女の一つのツイートが私の人生を変えた……この裁判は私の存在証明だった。深い孤独と幸福への諦観を抱え、強大な影響力を持つ相手に独りのサラリーマンが立ち向かった、闘争の日々国際政治学者としてメディアで活躍し、強大な影響力を持つ三浦瑠麗。彼女がある日、ネットの海に放った一言が、一人の男の人生を変えた。男の名は西脇享輔。テレビ朝日で法務部員として働くサラリーマンだ。彼女のツイートは、西脇が大切にしていた私生活を侵し、深い絶望に突き落とした。テレ朝の看板番組「朝生!」の準レギュラーともいうべき存在と闘うべきか。それとも静かに耐えるべきか……。葛藤の末にいばらの道を選んだ西脇は、自ら法廷に立ち、自分を弁護した。心は擦り切れ、現世での幸せは諦めた。それでも自らの存在証明のために闘い続けた。ワンルームの自室で綴った裁判資料は1000枚以上。孤独な闘いは1345日に及んだ。勝利を掴むまでの闘争の日々を綴った、魂の裁判記録。