ある日を境に、夢で“視点"を共有しはじめた玲人と奏空。
その不思議な現象が、
古来伝わる「恋姫伝説」と関係しているらしいと知った二人は。
短冊への願いが巻き起こす、一途で無謀な七夕ロマン。
【神映湖の恋姫伝説】
およそ千年も昔、とある村に愛し合う男と女がいた。
しかしイジワルな天の神様がお告げをする。
『男は別の娘と結ばれるのが相応しい』と。
奇しくもその日は七月七日七夕の日だった。
愛する人と引き裂かれた娘は、
このような運命の者は自分で最後だと、人々の恋を助けるようになる。
そして娘はいつしか恋の神様、「恋姫」と呼ばれるようになっていったのであった。
序章 冷たく壊れた姫君の夢
1章 まやかしの織姫と彦星
2章 夢見た過去
3章 すれ違う二人
4章 一途な姫君の罪、そして報い
5章 天罰と催涙雨
終章 恋姫に告ぐ、