明るく生きる。ほがらかに生きる。
普通なようで、ちっとも普通でなかった人生。
どんなときも「笑顔」と「優しさ」を忘れずに生きた、ひとりの女性の一代記。
古希を迎えた年に、おふくろが死んだ。
遺品を整理していると、「何故おふくろはここにいないのか」という思いが込み上げてくる。
おふくろのない現実が本当の現実であるのに、信じられない。
思い出はどうしても、時とともに薄らいでいく。
そして私は、普通の人生に思えて普通ではなかったおふくろの人生を書きとどめよう、
おふくろの思い出を育てていきていこうと思いついた。
激動の昭和という時代を強く朗らかに生きた女性の肖像を綴る、珠玉の随筆。
【目次】
第一章 生い立ち
第二章 めぐり逢い
第三章 土浦での新生活
第四章 再び、東京へ
第五章 教授の妻として
第六章 悲しい別れ
第七章 新しい旅立ち
第八章 人生を楽しむ
第九章 天に召されて
第十章 まことの人の愛を