物流危機はなぜ起きるのか。
問題の根本は、社会構造そのものにあった。
業界全体の現状と課題の背景を解剖し、未来への解決策を示す一冊。
なぜ経済成長に物流革命が必要なのか、なぜ日本では物流、SCMが発展しないのか。物流専門家として企業の経営改善に携わる著者が示す、未来の形。
第1章 はじめに
第2章 物流・SCM軽視の実態
2-1 物流危機の背後に垣間見えるドライバー軽視
2-2 物流・SCM出身者が活躍できない日本企業
2-3 物流・SCM担当役員(CSCO)の不在
2-4 リストラ対象と見なされる物流
2-5 物流専門人材を採用しない日本企業
2-6 大学教育における「物流・SCM不在」
第3章 物流・SCM軽視によって何が生じているか
3-1 物流・SCM軽視が問題を引き起こすメカニズム 部分最適・サイロ化・構造的空隙
3-2 物流・SCM軽視の弊害 ① 組織分断によるサイロ化が招く輸送の非効率
3-3 物流・SCM軽視の弊害 ② サイロ化が生む在庫の非効率
3-4 物流・SCM軽視の弊害 ③ 過剰物流サービスという部分最適
第4章 物流・SCM軽視が生まれる土壌
4-1 事例から考える、サイロ化が強化されるメカニズム
4-2 メンバーシップ採用が強化する、「専門性ではなく組織への帰属意識」
4-3 物流・SCMを重視しない経営システム 脱サイロ化を阻むガバナンス
第5章 物流・SCM重視への転換のために
5-1 物流専門人材の確立
5-2 物流におけるサイロ化を防ぐための仕組み
5-3 物流重視を決めるのは誰か