はじめに
第1部 東條由紀彦の市民社会論の検討――「近代から現代へ」再考
1 はじめに――段階論という思考
2 市民社会の歴史家東條由紀彦
3 近代観の転換
4 中西洋の擬装された市民社会論
5 東條における「近代から現代へ」
6 疎外論再考
7 労働力というフィクション
8 「近代から現代へ」再考
9 「公共性の構造転換」再考
10 「祭りの後」のあとに――再び「市民社会とは何か?」
11 おわりに
第2部 斜めから見る「日本のポストモダン教育学」・改
0 はじめに
1 森重雄――「批判的教育社会学」の退却
2 佐々木輝雄――職業教育という辺境から
3 教育のポストモダンとは?
4 世紀転換期日本の教育と労働市場をめぐる議論状況
a 脱学校論の反省
b 職業教育(能力開発)と労働市場
c 着地点?
5 おわりに
おわりに――市民社会論の復権に向けて
1 「効率性のバランスシート」以後
2 資本主義と格差
3 「市民社会」の復権
4 「市民社会派」再訪
5 市民社会と都市
あとがき