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小説 小日向白朗 熱河に駆ける蹄痕

小説 小日向白朗 熱河に駆ける蹄痕

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実在した満洲の馬賊王・小日向白朗。桁外れの冒険劇!

渡り合う馬賊同士の決闘、凄惨を極める復讐戦の大虐殺。大草原を移動する狼狗の群れ、儚い恋のロマンス……。戦乱の中国大陸を舞台に展開する大馬賊の“栄光と悲惨”。任侠精神を貫き「捕虜」から中国全土の「正統馬賊総頭目」にまで上り詰めた日本人馬賊の物語。

【小日向白朗とは?】
1900年1月31日- 1982年1月5日。新潟県三条市出身。単身中国大陸に渡り、捕虜から中国全土馬賊の総頭目にまで上り詰めた日本人馬賊。その生き様をモデルにした小説や漫画多数(「馬賊戦記」朽木寒三、「狼の星座」横山光輝など)。

十六歳で単身日本を脱出し、中国大陸にわたり満洲を目指した小日向白朗。誰かが通ったルートを辿るのではなく、未踏の地を歩くことを決意し、奉天で坂西利八郎閣下を紹介される。その後、白朗は「軍事探偵」の命を受け、意気揚々と北京を出発する。しかし、万里の長城を越え、シラムレン川に差し掛かったとき馬賊に急襲される! その馬賊とは、北京から北西四〇〇キロほどの下窪を本拠とする楊青山総攬把という男が率いる集団であった……。
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