Ⅰ 折節の記
花瓶/あの本/あせりの〝効用〟/坊勢島の子どもたち/運動会日和/「灘けんか祭り」の至福/小さな椅子
蚊の家/筍/星砂/車谷文学の行方/文章指導/関西と関東/二人句会/山登りと連句
小さなひじ掛け椅子/丸いちゃぶ台/元料理人の料理/料理ノートから/お好み焼きとたこ焼き/墨書展のことなど
Ⅱ この世の道づれ
貝殻の首飾り/連詩を楽しむーークルーズの旅から/連句をしたり連詩をしたり
新旧の年のはざまで/大船に乗った気で/軽井沢の霧/「品定めではない」〜白洲正子「かくれ里」の旅を辿る
お遍路のご利益/鈴を鳴らして/夫・車谷長吉との二人三脚/お遍路の旅のことなど
幸福な旅・お遍路のことなど/最後に読みたい本
Ⅲ 詩と小説の間
なによりも「間」を/私の好きな一句/枯れ色の風景/車谷長吉を送って/いないけど、いる人/漱石の硯
〈講演〉車谷長吉という人
〈講演〉詩と小説の間︱夫・車谷長吉とともに
Ⅳ この海
どうろくじんさま/生を思い死を思う場所 海/災厄/津波の「安全神話」
ウイルスとイベントをめぐって/津波が生んだ文学賞/「あの日」の海の魂鎮め
あれから――あとがきに代えて
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