大きなフルカラーイラストを使ったレイアウトによって、ベストセラーとなっている「サクッとわかる ビジネス教養」シリーズに「金利」テーマが登場!
すべての人が物価高を感じています。これはインフレの始まりです。
1999年に行われた「ゼロ金利政策」導入から25年もの間、「金利のない生活(世界)」でした。
今後は「金利のある生活(世界)」に変わります。物価が下がり続けるデフレの時代は終わったのです。
つまり、すべての人は「金利のあるインフレ時代」を前提にしなければならないのです。
たとえば、「住宅ローンは2%以下」が当たり前だった時代は終わりつつあります。今後金利はどんどん上がり、住宅ローン5%という時代がやってくる可能性があるのです。
モノの価格も下がることはありません。
今後は、5キロの米を2000円台では買えません。3500円や4000円は特別ではないのです。
価格の上昇は米だけではありません。他のすべてのモノの価格も上がります。今1万円で売っているモノは、近い将来1万300円のような価格になります。9700円に下がるデフレ時代は終わりを遂げたのです。
このように「インフレ時代が到来!」したのです。
インフレ時代を生き抜くには、「金利」について知らなければなりません。
たとえば、物価高に対抗するには、今まで以上に稼ぐか、物価高以上の利回りを得る投資をしなければなりません。銀行に預けたお金で変えるモノが、時間の経過と共に少なくなる(お金の価値が下がる)からです。
また、住宅ローンを有効活用するには、固定金利や変動金利について知っておく必要があります。
このように、すでに始まっているインフレ時代を生き残るためには、金利の基本的な知識が必要なのです。
本書は、ベストセラーとなっている『サクッとわかる ビジネス教養』シリーズの、イラストをふんだんに活用したレイアウト図解で解説しているため、金利について見るだけで理解できます。
具体的には、「金利の役割」から、インフレや景気、投資、企業業績、為替などと金利の関係がわかります。とくにインフレ・景気と金利はとても深い関係があり、その理由が腹落ちします。
また、切っても切りきれない投資と金利の関わりも深く理解できます。
もちろん、金利を理解するために必要な、基本的な金利のしくみもイラスト図解でていねいに解説しているため、自分のモノにできます。たとえば、金利のベースにある、日銀の利上げ・利下げや金融緩和・引き締めを行う理由・目的も理解できます。
本書は、金利とお金、金利と生活、金利と家計について、見るだけでわかる一冊になっています。